デイビッド・ウェスト (バスケットボール)
ニューオーリンズ・ホーネッツ時代のウェスト | |
サンアントニオ・スパーズ No.30 | |
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ポジション | パワーフォワード |
基本情報 | |
愛称 | D-West 、 DX |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1980年8月29日(43歳) |
出身地 | ニュージャージー州ティーネック |
身長 | 206cm (6 ft 9 in) |
体重 | 109kg (240 lb) |
ウィングスパン | 210cm (6 ft 11 in) |
キャリア情報 | |
出身 | ザビエル大学 (オハイオ州) |
ドラフト | 2003年 1巡目 18位 ホーネッツ |
選手経歴 | |
2003-2011 2011-2015 2015- |
ニューオーリンズ・ホーネッツ インディアナ・ペイサーズ サンアントニオ・スパーズ |
受賞歴 | |
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Stats Basketball-Reference.com | |
デイビッド・ウェスト(David Moorer West, 1980年8月29日 - )はアメリカ合衆国ニュージャージー州ティーネック出身のバスケットボール選手。NBAのサンアントニオ・スパーズに所属している。ポジションはパワーフォワード。身長206cm、体重108.9kg。
経歴
学生時代
高校はノースカロライナ州のガーナマグネット高校や、ヴァージニア州のハーグレーブ陸軍士官学校に通い、バスケットではノースカロライナのオールファーストチームに選ばれている。
大学はシンシナティのゼイビア大学に進学。1年目の1999-2000シーズンから先発に抜擢され、以後は主力選手として活躍。在学中4年間での通算成績は16.9得点10.4リバウンドで、4シーズン全てでアトランティック・テン・カンファレンスのリバウンド王に輝き、3シーズンでカンファレンスの年間最優秀選手に選ばれた。通算2000得点1000リバウンド以上は、同校としてはタイロン・ヒルに次ぐ2人目の快挙であり、通算228ブロックは同校最多記録となった。最終学年の2002-03シーズンには20.1得点11.8リバウンドの成績を残し、カレッジバスケ主要個人タイトルであるアドルフ・ラップ・トロフィーとオスカー・ロバートソン・トロフィーをそれぞれ獲得している。ウェストの背番号『30』は同校の永久欠番となった[1]。
カレッジ・スタッツ
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
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1999–00 | ゼイビア大学 | 33 | 33 | 29.4 | .532 | .000 | .667 | 9.1 | 1.7 | 1.6 | 1.1 | 11.7 |
2000–01 | ゼイビア大学 | 29 | 29 | 33.7 | .551 | .000 | .740 | 10.9 | 2.0 | 1.4 | 2.1 | 17.8 |
2001–02 | ゼイビア大学 | 32 | 32 | 34.2 | .536 | .321 | .768 | 9.8 | 1.6 | 1.2 | 2.5 | 18.3 |
2002–03 | ゼイビア大学 | 32 | 32 | 36.5 | .513 | .346 | .816 | 11.8 | 3.2 | 1.3 | 1.6 | 20.1 |
NBA
ニューオーリンズ・ホーネッツ
2003年のNBAドラフトで、ニューオーリンズ・ホーネッツから全体18位指名を受けた。1年目である2003-04シーズンは71試合に出場したが、特に目立った活躍はなかった。2年目の2004-05シーズンは故障もあって30試合の出場に留まり、前年の成績を大きく伸ばすことはできなかった。
2005-06シーズンはウェストにとって飛躍のシーズンとなり、前年までの18分という平均出場時間が30分以上に急上昇。アベレージは17.1得点7.4リバウンドを記録し、平均得点と平均リバウンドのカテゴリでチーム二冠に輝いた。MIPの有力候補だったが投票では2位となり、MIPはフェニックス・サンズのボリス・ディアウか受賞した。このシーズンはチームにも成長の後が見られ、ホーネッツはウェストと、新人王を獲得したクリス・ポールら若い選手を中心に、オフには大幅な補強を行い、翌2006-07シーズンでのプレーオフ進出を目指したが、このシーズンは故障者が続出し、ウェスト自身も52試合の出場に留まったため、チームはプレーオフ進出はならなかった。
2007-08シーズンにチームは大躍進を果たし、56勝26敗の好成績を収めた。ウェストは初めてアベレージ20得点を突破する20.6得点8.9リバウンドの成績を記録し、NBAオールスターゲームにも初出場を果たした。翌2008-09シーズンも21.0得点8.5リバウンドをあげ、フリースロー成功率は88.4%の好記録をマークした。
2011年3月25日のユタ・ジャズ戦で、左膝の前十字靭帯を断裂する重傷を負ったが、ロックアウトに突入した6月27日、最終年の契約をオプトアウトし、フリーエージェントとなった[2]。
インディアナ・ペイサーズ
ロックアウトが解除された2011年12月11日に、インディアナ・ペイサーズと2年2000万ドルで契約[3]。短縮シーズンの全66試合にフル出場し、左膝の重傷から見事に復活。
2013年1月12日、シャーロット・ボブキャッツ戦で14 得点, 12 リバウンド, 10 アシストの、自身初のトリプルダブルを記録した[4]。
2013年6月10日、ペイサースと3年$3,660万の契約を交わした[5][6]。
サンアントニオ・スパーズ
2015年7月1日、チャンピオン獲得の可能性の高いチームへの入団を求め、ペイサーズとの契約をオプトアウトし、フリーエージェントとなり、7月6日、1年140万ドルのミニマム契約でサンアントニオ・スパーズに入団合意した[7]。スパーズでのデビューは、開幕のオクラホマシティ・サンダー戦で、8得点、2リバウンド、1アシストの成績を残した[8]
NBA スタッツ
略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | 太字 | キャリアハイ |
レギュラーシーズン
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2003–04 | ホーネッツ | 71 | 1 | 13.1 | .474 | .000 | .713 | 4.2 | .8 | .4 | .4 | 3.8 |
2004–05 | ホーネッツ | 30 | 8 | 18.4 | .436 | .400 | .680 | 4.3 | .8 | .4 | .5 | 6.2 |
2005–06 | ホーネッツ | 74 | 74 | 34.1 | .512 | .273 | .843 | 7.4 | 1.2 | .8 | .9 | 17.1 |
2006–07 | ホーネッツ | 52 | 52 | 36.5 | .476 | .320 | .824 | 8.2 | 2.2 | .8 | .7 | 18.3 |
2007–08 | ホーネッツ | 76 | 76 | 37.8 | .482 | .240 | .850 | 8.9 | 2.3 | .8 | 1.3 | 20.6 |
2008–09 | ホーネッツ | 76 | 76 | 39.2 | .472 | .240 | .884 | 8.5 | 2.3 | .6 | .9 | 21.0 |
2009–10 | ホーネッツ | 81 | 81 | 36.4 | .505 | .259 | .865 | 7.5 | 3.0 | .9 | .7 | 19.0 |
2010–11 | ホーネッツ | 70 | 70 | 35.0 | .508 | .222 | .807 | 7.6 | 2.3 | 1.0 | .9 | 18.9 |
2011–12 | ペイサーズ | 66 | 66 | 29.2 | .487 | .222 | .807 | 6.6 | 2.1 | .8 | .7 | 12.8 |
2012–13 | ペイサーズ | 73 | 73 | 33.4 | .498 | .211 | .768 | 7.7 | 2.9 | 1.0 | .9 | 17.1 |
2013–14 | ペイサーズ | 80 | 80 | 30.9 | .488 | .267 | .789 | 6.8 | 2.8 | .8 | .9 | 14.0 |
2014–15 | ペイサーズ | 66 | 66 | 28.7 | .471 | .200 | .739 | 6.8 | 3.4 | .7 | .7 | 11.7 |
Career | 815 | 723 | 31.8 | .489 | .250 | .820 | 7.2 | 2.3 | .8 | .8 | 15.5 | |
All-Star | 2 | 0 | 15.0 | .545 | .000 | .000 | 3.5 | .5 | .5 | .0 | 6.0 |
プレーオフ
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2004 | ホーネッツ | 7 | 0 | 15.9 | .536 | .000 | .846 | 4.3 | 1.1 | .3 | .6 | 5.9 |
2008 | ホーネッツ | 12 | 12 | 40.4 | .466 | .500 | .891 | 8.5 | 2.8 | 1.1 | 1.9 | 21.2 |
2009 | ホーネッツ | 5 | 5 | 35.6 | .400 | .000 | .897 | 7.4 | 1.2 | 1.0 | .4 | 18.0 |
2012 | ペイサーズ | 11 | 11 | 37.8 | .446 | .000 | .818 | 8.5 | 2.0 | .7 | .5 | 15.3 |
2013 | ペイサーズ | 19 | 19 | 36.3 | .462 | .000 | .766 | 7.6 | 2.1 | .7 | .8 | 15.9 |
2014 | ペイサーズ | 18 | 18 | 36.3 | .483 | .222 | .705 | 6.9 | 4.1 | .8 | .8 | 15.1 |
Career | 72 | 65 | 35.2 | .462 | .214 | .801 | 7.4 | 2.5 | .8 | .9 | 15.6 |
プレイスタイル
基本に忠実なためそのプレイは決して派手ではないが、その実力は誰もが認めるリーグ屈指のパワーフォワードである。素晴らしいシュートタッチの持ち主でフリースロー成功率も良く、ミドルレンジからのジャンプショットも高確率で決めることができる。ホーネッツ時代にはチームメイトでポイントガードのクリス・ポールとは抜群の相性を見せ、ポールのキックアウトやピック&ロールからのジャンプショットはホーネッツの主要な得点源の一つとなっていた。またガードのような身のこなしでボールハンドリングにも優れ、自ら得点チャンスを作り出す能力も持っており、オフェンスだけでなくディフェンスでも才能を発揮し、優れたリバウンダーでもある。
その他
- 父は196cm、母は180cmと家族揃って背が高い。また既婚者で娘が一人いる。
- 腕には母校ザビエル(Xavier)大学を表す『X』と『My life, my way』のタトゥーが彫られている。このXに因み、ウェストの愛称は彼の名前の頭文字と組み合わせた『DX』である。
脚注
- ^ David West Background---NBA.com
- ^ New Orleans Hornets forward David West says he's opting out of final year of his contract
- ^ David West, Pacers have 2-year deal
- ^ Notebook: Pacers 96, Bobcats 88
- ^ Pacers Re-Sign Free Agent David West
- ^ Indiana Pacers re-sign David West
- ^ “David West Agrees Upon One-Year, $1.4M Deal With Spurs”. RealGM.com (2015年7月6日). 2015年7月7日閲覧。
- ^ NBA Game Info SAS vs. OKC(2015/10/28) NBA.com 2015年10月28日
外部リンク
- ドラフト情報 DraftExpress.com (英語)
- 選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference、ESPN、Eurobasket、RealGM