ティム・ボガート
ティム・ボガート(Tim Bogert、1944年8月27日 - 2021年1月13日)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身のベーシスト、ヴォーカリスト。
略歴
クラリネットを経てサックスプレイヤーとして活動を始めるが、時代の流れに迎合したバンドにサックス不要と判断され、ベース・ギターに転向せざるを得なくなる。高校卒業後にベーシストとしていくつものバンドを掛け持ちする中でマーク・スタインと出会い、ザ・ヴィジョンズを結成。レコーディング中にバンド名をヴァニラ・ファッジへ変更し、1967年にレコード・デビューした。
ヴァニラ・ファッジはデビュー・アルバム『キープ・ミー・ハンギング・オン』が全米6位になるなど成功を収め、ボガート自身としてもカーマイン・アピスとの強力なリズム体が注目された。その後バンドは2年間で5作のアルバムを発表。しかしその活動の中で不協和音が増し始めたためジェフ・ベックやアピスらと新バンド結成へ動くが、ベックの自動車事故もあって頓挫、新たにカクタスを結成して1970年にデビューする。
1972年に念願のベック・アピスとの再合流が実現し、1973年にベック・ボガート & アピスとしてアルバムを発表する。
このトリオが消滅した後もビリー・コブハム、ロッド・スチュワートなど様々なミュージシャンと精力的に活動。
脚注
- ^ "ヴァニラ・ファッジ、ベック・ボガート&アピスなどで活躍したティム・ボガートさん死去". スポーツ報知. 報知新聞社. 14 January 2021. 2021年1月14日閲覧。