チャシコツ崎

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チャシコツ崎

チャシコツ崎(チャシコツさき)は北海道知床半島中央部北西岸にある。「チャシコツ」の地名はアイヌ語のチャシ・コッ(砦の址)に由来。同地には、アイヌの砦ウトロチャシが存在した。

概要

ウトロ温泉街の西約2km、オホーツク海に突き出したに見立てられる大きなの岬。岩全体がアイヌ民族の聖地とされている。 また、高さ約48m、海側三方は断崖という天然の要害を成す地形から、かつて岩の頂にアイヌ民族によってチャシ(砦)「ウトロチャシ」が築かれていた。 ウトロチャシのあった場所に、約30の竪穴式住居址、およびオホーツク文化期の土器が確認されている。

伝承によると、オロンコ岩に立てこもるオロッコ族(ニブフ)に対抗するため、アイヌはチャシコツ崎にウトロチャシを築いたという。

所在地

北海道斜里郡斜里町遠音別

交通アクセス

周辺

関連項目

参考文献

座標: 北緯44度03分45秒 東経144度59分00秒 / 北緯44.06250度 東経144.98333度 / 44.06250; 144.98333