チャシコツ崎
チャシコツ崎(チャシコツさき)は北海道知床半島中央部北西岸にある岬。「チャシコツ」の地名はアイヌ語のチャシ・コッ(砦の址)に由来。同地には、アイヌの砦ウトロチャシが存在した。
概要
ウトロ温泉街の西約2km、オホーツク海に突き出した亀に見立てられる大きな岩の岬。岩全体がアイヌ民族の聖地とされている。 また、高さ約48m、海側三方は断崖という天然の要害を成す地形から、かつて岩の頂にアイヌ民族によってチャシ(砦)「ウトロチャシ」が築かれていた。 ウトロチャシのあった場所に、約30の竪穴式住居址、およびオホーツク文化期の土器が確認されている。
伝承によると、オロンコ岩に立てこもるオロッコ族(ニブフ)に対抗するため、アイヌはチャシコツ崎にウトロチャシを築いたという。
所在地
交通アクセス
- 斜里バスウトロターミナルから徒歩約30分