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タイ (音楽記号)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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タイ: tie)は、楽譜に用いられる演奏記号のひとつで、継時的に連続する2つの同じ高さ音符を孤線によって結ぶことによって、ひとつの音符のようにつなげて演奏することを表す。

スラーと形状が同じであるが、次のような違いがある。

  • スラーは異なる高さの音を結ぶことがある。
  • スラーは3つ以上の連続する音符を結ぶことがあるが、タイは連続する2つである。3つ以上の音にタイを付けるには、音符の合間ごとにタイを付ける。
  • スラーは音符全体と音符全体を結ぶが、タイは音符のたまとたまとを結ぶ。よって、
    • スラーはぼうの方に書くことがあるが、タイはたまに書く。
    • スラーは和音を1本の孤線で結ぶが、タイの場合には和音の構成音の各音ごとに孤線を用いる。
次の譜例で、はタイ、はスラーである。
ファイル:タイとスラー001.png