グリーン・ボックス
有限会社 グリーン・ボックスは、1970年代から1982年にかけて存在した日本のアニメ制作会社。グリーンBOXとも表記した[1]。
竜の子プロダクションの制作だった佐藤光雄が中心になって設立した[2][3]。アニメの作画や制作などを手がけた。
1982年、実制作を担っていた『手塚治虫のドン・ドラキュラ』が広告代理店の倒産で4話で放送中止[1]。この倒産劇で不渡り手形が生じており[4]、同時に放送がスタートした『科学救助隊テクノボイジャー』の制作中に解散して活動を停止した[1]。
作品リスト
- 無敵超人ザンボット3(元請:創通エージェンシー〈現・創通〉、日本サンライズ〈現・サンライズ〉)
- 激走!ルーベンカイザー(元請:和光プロダクション、東映)
- 宇宙魔神ダイケンゴー(元請:鳥プロ、東映エージェンシー)
- ザ☆ウルトラマン(元請:円谷プロダクション、日本サンライズ)
- 宇宙大帝ゴッドシグマ(元請:東映、東映エージェンシー、アカデミー製作(後で:東京動画))
- 百獣王ゴライオン (元請:東映、東映エージェンシー、東京動画)
- 闘士ゴーディアン(元請:東映、東映エージェンシー)
- 手塚治虫のドン・ドラキュラ(元請:じんプロダクション)
- 科学救助隊テクノボイジャー(元請:じんプロダクション)
出典
- ^ a b c アニメージュ編集部編『TVアニメ25年史』徳間書店、1988年、p.121
- ^ 原口正宏、長尾けんじ、赤星政尚『タツノコプロ・インサイダーズ』講談社、2002年、p.53。酒井あきよしインタビュー。
- ^ ブレインナビ編『ザンボット3・ダイターン3大全』双葉社、2003年、p.20
- ^ 小山高生「小山高生のだからギャグアニメはやめられない10 幻の名作ドン・ドラキュラ」『アニメージュ』1985年7月号、p.154