クピシュキス

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クピシュキス
Kupiškis
クピシュキスの市章
市章
位置
クピシュキスの位置(リトアニア共和国)の位置図
クピシュキスの位置(リトアニア共和国
地図
座標 : 北緯55度50分 東経24度58分 / 北緯55.833度 東経24.967度 / 55.833; 24.967
歴史
文献に登場 1460年
市に制定 1791年
行政
 リトアニア
 地方 アウクシュタイティヤ
  パネヴェジース郡
 自治体 クピシュキス地区自治体
 市 クピシュキス
人口
人口 2010年現在)
  市域 8,015人
その他
等時帯 EET (UTC+2)
夏時間 EEST (UTC+3)
郵便番号 LT-40001

クピシュキスリトアニア語: Kupiškis)はリトアニア都市。クピシュキス地区自治体の中心都市である。レヴオ川およびクパ川の沿岸に位置しており、都市名もクパ川に由来する。

歴史[編集]

クピシュキスがいつ頃建設されたかは正確には分かっていないが、考古学的見地からは紀元前3000年~2000年前には既に人が居住していたことが判明している。また13世紀に建造された木造の砦の跡が残っている。文献上、クピシュキスが初めて言及されるのは1529年のことである。

人口[編集]

人口の変遷は以下の通りとなっている。

  • 1833年 - 1,032人
  • 1842年 - 2,715人
  • 1892年 - 3,752人
  • 1923年 - 2,672人
  • 1959年 - 4,127人
  • 1970年 - 4,787人
  • 1979年 - 6,307人
  • 1989年 - 8,786人
  • 2001年 - 8,451人
  • 2009年 - 7,951人
  • 2010年 - 8,015人

また、民族別の人口は以下の通りとなっている(2001年に実施された調査による)。

ユダヤ人[編集]

第二次世界大戦前、クピシュキスには1,500人近くのユダヤ人が居住していた。イディッシュ語でクピシュキスはクピショクという。ユダヤ人達の為に巨大なシナゴーグが建設され、ソ連時代は文化行事を催す施設として利用された。シナゴーグには赤い煉瓦で作られた部分があり、そこはミスナグディーム達が集まる場所であった。現在、シナゴーグは公共図書館となっていて、ミスナグディーム達が集まった赤い煉瓦の部屋はボイラー室になっている。

他の都市との関係[編集]

スロバキアの都市ケジュマロクと姉妹都市提携を結んでいる。

有名人[編集]

有名なリトアニアの建築家、ラウリナス・グセヴィシウスはクピシュキス近郊の村の出身である。