キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱
キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱 | |
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Radioactive | |
監督 | マルジャン・サトラピ |
脚本 | ジャック・ソーン |
原作 | ローレン・レドニス『放射能 キュリー夫妻の愛と業績の予期せぬ影響』(国書刊行会) |
製作 |
ティム・ビーヴァン ポール・ウェブスター エリック・フェルナー |
製作総指揮 |
ロン・ハルパーン シェイナ・エディ=グルーフ |
出演者 |
ロザムンド・パイク サム・ライリー アニャ・テイラー=ジョイ カーラ・ボッサム |
音楽 |
サーシャ・ガルペリン エフゲニー・ガルペリン |
撮影 | アンソニー・ドッド・マントル |
編集 | ステファヌ・ローシュ |
製作会社 |
ワーキング・タイトル・フィルムズ シューボックス・フィルムズ |
配給 |
スタジオカナル キノフィルムズ |
公開 |
2020年3月20日 2022年10月14日 |
上映時間 | 110分[1] |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
興行収入 | $2,871,846[2] |
『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』(原題:Radioactive)は2019年に公開されたイギリスの伝記映画である。監督はマルジャン・サトラピ、主演はロザムンド・パイクが務めた。本作はローレン・レドニスが2010年に発表したグラフィックノベル『放射能 キュリー夫妻の愛と業績の予期せぬ影響』(原題:Radioactive)を原作としている。
概略
マリー・キュリーは異なる2分野(物理学と化学)でノーベル賞を受賞した唯一の人物である。彼女によってなされた放射能研究の成果は自然科学だけではなく、文明全体にまで大きな影響を及ぼした。しかし、その人生は決して順風満帆なものではなかった。マリーは「女性に画期的な発見ができるはずがない」という偏見と闘うことを強いられ、後半生は被爆による健康状態の悪化に苦しめられた。また、プライベートの面でも、夫のピエールが事故死するという悲劇に見舞われた。ピエールの死後、マリーはその弟子で既婚者のポール・ランジュバンと恋に落ちたが、その噂を嗅ぎつけたマスコミによって袋叩きに遭った。
本作はそんなマリーの波瀾万丈の人生を描き出していく。
キャスト
- ロザムンド・パイク - マリー・キュリー
- サム・ライリー - ピエール・キュリー
- アニャ・テイラー=ジョイ - イレーヌ・ジョリオ=キュリー
- アリエラ・グレイザー - 11歳の頃のイレーヌ・ジョリオ=キュリー
- インディカ・ワトソン - 6歳の頃のイレーヌ・ジョリオ=キュリー
- カーラ・ボッサム - エーヴ・キュリー
- アナイリン・バーナード - ポール・ランジュバン
- キャサリン・パーキンソン - エマ・ジャンヌ・デスフォセーズ
- サイモン・ラッセル・ビール - ガブリエル・リップマン
- ティム・ウッドワード - アレクサンドル・ミルラン
- ジョナサン・アリス - ヘトリード
- ミアヤム・ノヴァク - フランソワ
- コーリイ・ジョンソン - アダム・ワーナー
- ディミトリ・ゴリトシャス - パーキンス博士
- マイケル・グールド - クラーク判事
製作
2017年2月16日、マルジャン・サトラピが本作の監督に起用されたと報じられた[3]。5月16日、ロザムンド・パイクの起用が発表された[4]。2018年2月、本作の主要撮影がハンガリーのブダペストで始まると共に、サム・ライリー、アニャ・テイラー=ジョイ、アナイリン・バーナード、サイモン・ラッセル・ビールがキャスト入りした[5]。4月18日、サーシャ・ガルペリンとエフゲニー・ガルペリンが本作で使用される楽曲を手掛けることになったとの報道があった[6]。3月6日、ミラン・レコーズが本作のサウンドトラックを発売した[7]。
公開・マーケティング
2018年2月19日、アマゾン・スタジオズが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[8]。2019年9月14日、本作は第44回トロント国際映画祭のクロージング作品としてプレミア上映された[9]。2020年2月4日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[10]。
評価
本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには60件のレビューがあり、批評家支持率は68%、平均点は10点満点で6.14点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』の脚本には難点があり、そのストーリーテリングも逆効果をもたらしている。しかし、同作がマリー・キュリーという卓越した科学者に対して心からの敬意を払っていることは間違いなく、ロザムンド・パイクの演技も素晴らしい。そのお陰で、先に挙げた欠点は相殺されている。」となっている[11]。また、Metacriticには24件のレビューがあり、加重平均値は55/100となっている[12]。
出典
- ^ “キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱”. 映画.com. 2022年9月26日閲覧。
- ^ “Radioactive (2020)”. The Numbers. 2022年9月26日閲覧。
- ^ “Marjane Satrapi To Helm ‘Radioactive’ Marie Curie Story For Working Title & Studiocanal”. Deadline.com (2017年2月16日). 2020年7月23日閲覧。
- ^ “Rosamund Pike Set for Marie Curie Story ‘Radioactive’ From Working Title, Studiocanal (EXCLUSIVE)”. Variety (2017年5月16日). 2020年7月23日閲覧。
- ^ “Berlin: Sam Riley, Anya Taylor-Joy, Aneurin Barnard Join Marie Curie Biopic 'Radioactive'”. Hollywood Reporter (2018年2月22日). 2020年7月23日閲覧。
- ^ “Sacha & Evgueni Galperine to Score Marjane Satrapi’s ‘Radioactive’”. Film Music Reporter (2018年4月18日). 2020年7月23日閲覧。
- ^ “‘Radioactive’ Soundtrack Details”. Film Music Reporter (2020年2月24日). 2020年7月23日閲覧。
- ^ “Amazon Boards Marjane Satrapi’s Marie Curie Biopic ‘Radioactive’ (EXCLUSIVE)”. Variety (2018年2月19日). 2020年7月24日閲覧。
- ^ “Toronto Film Festival: ‘Joker,’ ‘Ford v Ferrari,’ ‘Hustlers’ Among Big Premieres”. Variety (2019年7月23日). 2020年7月24日閲覧。
- ^ “RADIOACTIVE - Main Trailer - Starring Rosamund Pike”. YouTube (2020年2月4日). 2020年7月24日閲覧。
- ^ “Radioactive”. Rotten Tomatoes. 2020年7月24日閲覧。
- ^ “Radioactive (2020)”. Metacritic. 2020年7月24日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト (英語)
- 公式ウェブサイト (日本語)
- Radioactive - IMDb(英語)
- キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱 - allcinema