エマニュエル・チェクナヴォリアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

エマニュエル・チェクナヴォリアン(Emmanuel Tjeknavorian, 1995年4月22日 - )は、オーストリア出身のヴァイオリニスト

来歴[編集]

作曲家指揮者ロリス・チェクナヴォリアンを父としてウィーンで生まれ、アルメニアで育つ。5歳でヴァイオリンを始め、6歳でPetros Haykazyan[1]に師事する。2007年にウィーンに戻り、2011年からはウィーン国立音楽大学ゲルハルト・シュルツのもとで学ぶ。2012年にはユーロビジョン・ヤング・ミュージシャンズのオーストリア代表に選ばれ2位となり、2013年4月にはキース・ロックハート指揮のボストン・ポップス・オーケストラと共演しアメリカにデビューし、2015年10月には同じ組み合わせでウィーンに凱旋しHollywood in Viennaに出演した。2013年のシモン・ゴールドベルグ・コンクールで優勝した他、2014年フリッツ・クライスラー国際コンクールで3位、2015年シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールでは2位とベスト・シベリウス演奏賞を獲得する。

2017年にはhr交響楽団ウィーン交響楽団メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲を共演した他、欧州コンサートホール機構(ECHO)による2017/2018年のライジング・スターの一人に選出され、ヨーロッパ各地の著名なホールでリサイタルを開く。

使用楽器[編集]

ベアーズ国際ヴァイリン協会から貸与された1698年製ストラディヴァリウスを使用している。

脚注[編集]

外部リンク[編集]