エピオルニス

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エピオルニス
エピオルニスの骨格
地質時代
完新世
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ダチョウ目 Struthioniformes
: エピオルニス科 Aepyornithidae
: エピオルニス属 Aepyornis
学名
Aepyornis
英名
Elephant Bird
下位分類
  • A. maximus
  • A. gracilis
  • A. hildebrandti
  • A. medius

エピオルニスAepyornis イーピヨルニスとも)は、アフリカマダガスカル島に近世まで生息していたダチョウに近い巨大な地上性の鳥類で史上最重量の鳥類である。(歴史上最も身長が高い鳥類はジャイアントモアと言われている)

マダガスカル島の固有種である。かつてはマダガスカル島で繁栄していたが、2000年ほど前から無人島だったマダガスカル島に人が移住、生活するようになると狩猟や開発などで生息数を減らすことになり、最終的に絶滅してしまった。(ヨーロッパ人がマダガスカル島に本格的に訪れるようになる16世紀には既に絶滅していたと言われるが、一説に1840年頃まで生存していたとも)

伝説の鳥、ロック鳥のモデルだったのではないかともされる。

特徴

背の高さは3メートル、体重は450キログラムもあり、ダチョウを大きく上回っていた(ダチョウの体重は135キログラム程度)。また卵も巨大で、ダチョウの卵が長さ約20cmなのに対して、エピオルニスの卵は長さ約30cmである。(殻の厚さは3~4mm)

エピオルニスを主題にした作品

参考文献

関連項目