エスペランス岬

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ガダルカナル島の北西部に「Cape Esperance」の表記が見える。赤い丸はアイアンボトム・サウンドに沈んだ艦船の位置を示している。

エスペランス岬(エスペランスみさき、英語: Cape Esperance)は、ソロモン諸島ガダルカナル島北西部の。行政上は同国のガダルカナル州に属する。

ガダルカナル島の戦い[編集]

ガダルカナル島の戦いでは度々日本軍の揚陸地点となった。

1942年10月11日夜、岬の北西沖でサボ島沖海戦(アメリカ側名称:Battle of Cape Esperance=エスペランス岬沖海戦)が行われた。その2日後の13日夜、ヘンダーソン基地艦砲射撃に向かう挺身攻撃隊(指揮官:第三戦隊司令官栗田健男中将、旗艦戦艦金剛)のため、海軍陸戦隊が目印として篝火を焚いた。

1943年2月初旬にガ島作戦の最終局面で決行された「ケ号作戦」では日本軍将兵の撤退地点となった。

関連項目[編集]

参考[編集]

  • Cook, Charles O. (1992). The Battle of Cape Esperance: Encounter at Guadalcanal (Reissue ed.). Naval Institute Press. ISBN 1-55750-126-2 
  • リチャード・B・フランク (2003). Guadalcanal: The Definitive Account of the Landmark Battle. Penguin Group. ISBN 0-14-016561-4 

座標: 南緯9度15分 東経159度42分 / 南緯9.250度 東経159.700度 / -9.250; 159.700