アジムス
アジムス(Azymuth)はブラジル・リオ・デ・ジャネイロ出身のジャズ・ファンク/クロスオーバー/フュージョングループ。
代表曲にNHK-FMで放送された『クロスオーバーイレブン』のテーマ曲として有名な「Fly over the horizon」(アルバム『Light as a feather 』に収録)がある。
バイオグラフィ
1960年代後半にジョゼ・ホベルト・ベルトラミ(José Roberto Bertrami、キーボード)、アレッサンドロ・マレイロス(Alexandro Malheiros、ベース)、イヴァン・コンチ(Ivan Conti (Mamão) 、ドラム)の3人により結成される。結成当時は「Azimuth」と綴っていた。なお、ポルトガル語読みすると「アジムチ」となる。
1975年にセルフ・タイトルを発表、1977年に現在のスペル表記に変え、セカンド・アルバム『Aguia não come mosca 』を発表。ブラジル出身のアイアート・モレイラ、フローラ・プリム夫妻やサラ・ヴォーン等のジャズ・フュージョンアーティストと3人別々に、又は一緒に参加しブラジル国外でも名を上げていく。
1979年にアメリカのファンタジー・レコード傘下のマイルストーン・レコードとワールド・ワイドに契約。1980年に『Light as a feather 』を発表、タイトルはベルトラミが敬愛するピアニスト・チック・コリア主宰の「リターン・トゥ・フォーエヴァー」の曲である。また、収録曲「"Jazz Carnival"」がヒットし、後にNHK-FM放送の番組『クロスオーバーイレブン』に、同年発表の『October (Octburo) 』のタイトル曲と共にテーマ曲として使用され、日本においても人気を博す。尚この2つのアルバムの版権はフランスのプロダクションに売却され、アメリカのブラック・サンが配給している。
1989年発表の『Carioca 』を最後にベルトラミが離れ、ホタ・モラエス(Jota Moraes)に交代する。またレコード会社をエニグマ・レコードへ変更し2枚のアルバムを発表。1994年にベルトラミが復帰した。
1990年代以降クラブ・シーンにおいて重宝され始め、イギリス・ロンドンのファー・アウトに移籍する。
2012年7月8日、ベルトラミがリオ・デ・ジャネイロで死去[1]。66歳没。
ディスコグラフィ
- 1975 Azimuth
- 1977 Aguia Não Come Mosca
- 1979 Light As A Feather
- 1980 Outubro
- 1982 Cascades
- 1982 Telecommunication
- 1983 Flame
- 1983 Rapid Transit
- 1985 Spectrum
- 1986 Tightrope Walker
- 1987 Carioca
- 1987 Crazy Rhythm
- 1990: Curumim
- 1996: Carnival
- 1998: Woodland Warrior
- 1999: Pieces of Ipanema
- 2000: Before We Forget
- 2002: Partido Novo
- 2004: Brazilian Soul
- 2008: Butterfly
- 2011: Aurora
外部リンク
脚注
- ^ Jose Roberto Bertrami R.I.P. (1946 - 2012) Far Out Recordings 2012年7月19日閲覧