アキレス・プリースター
アキレス・プリースター Aquiles Priester | |
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生誕 |
1971年6月25日(52歳) 南アフリカ共和国 |
出身地 | ブラジル |
ジャンル |
スラッシュ・メタル ヘヴィメタル プログレッシブ・メタル メロディック・スピード・メタル |
職業 | ドラマー |
担当楽器 |
ドラム パーカッション |
共同作業者 |
ANGRA HANGAR Freakeys |
公式サイト | http://www.aquilespriester.com/ |
アキレス・プリースター(Aquiles Priester、1971年6月25日生まれ)はブラジルのドラマー、ミュージシャン。ブラジルのメタルバンド、HANGARのドラマーで、元ANGRAのドラマーとしても知られる。
来歴
1971年6月25日、南アフリカで生まれる。4歳のときにテレビでジャズのアンサンブルの演奏を見たのが音楽に初めて触れた経験だという。
1977年にブラジルに移住し、1985年頃まではサッカーに熱中していたが、同年の「ロック・イン・リオ」フェスティバルを見てドラマーになることを決意。空き缶などをたたき始めて、後にドラムセットをそろえる。当時から大きく影響を受けたドラマーはアイアン・メイデンのニコ・マックブレインだという。地元のトロピカル・バンド、スタイロ・リブレと言ったバンドで活動をしていくうちに、メタル界隈でブラジル全土で活躍するようになり、2000年にメンバーの脱退劇があったアングラのオーディションを受け、加入。3枚のアルバムを残した後、バンドメンバーとの対立[1]や、HANGARの活動に専念したいと言う本人の意思もあり2009年に脱退。
2010年10月、マイク・ポートノイの脱退に伴い行われたドリームシアターの新ドラマーのオーディションの呼びかけに応じ参加。マイク・マンジーニ、マルコ・ミネマン、ピーター・ウィルドア、ヴァージル・ドナティ、デレク・ロッディ、トーマス・ラングといった世界屈指のドラマー陣と競ったが、結局マンジーニが後任ドラマーとして加入するはこびとなった。当時アキレスはツアー中で、いくつかのライブをキャンセルしてまで準備に取り掛かったが、アメリカに入国するためのビザ取得の際にトラブルに見舞われ、ジョン・ペトルーシ曰く「もう少しでここにたどり着けないところだった」[2]という。
音楽性
速いテンポでもぶれることのない、機械のように正確なドラミングが特徴。その一方でドラムソロ等ではラテン音楽・ブラジル音楽の影響も垣間見える。
ドラムセットはいかにもテクニカル・メタルドラマーらしい、ラックで組んだ2バスの巨大なセットで、左右に全く同じライドシンバルが配置してあるのがポイントとなっている。セットは年々少しずつ巨大化しており、2008年ごろからはシンバルが上からつるす形となった。 メーカーはMapex、シンバルはPaisteを使用。両メーカーとエンドース契約をしている[3]。他にはDWペダルやPro-Markスティック等を使用。
ブラジルの音楽雑誌(Roadie Crew誌)の読者投票では10年連続でブラジル国内の最優秀ヘヴィメタル・ドラマーに選出されており[4]、名実ともにブラジルのメタル界を代表するドラマーである。
ディスコグラフィー
ANGRA
- Rebirth (2001)
- Hunters and Prey (2002)
- Rebirth World Tour – Live in São Paulo (2003)
- Temple of Shadows (2004)
- Aurora Consurgens (2006)
HANGAR
- Last Time (1999)
- Inside Your Soul (2001)
- The Reason of Your Conviction (2007)
- Last Time Was Just the Beginning (2008)
- Infallible (2009)
- Acoustic But Plugged In (2011)
Freakeys
- Freakeys (2006)
Di'Anno
- Nomad (2000)
教則DVD
- Inside My Drums (2004)
- The Infallible Reason of my Freak Drumming (2010)
教則本
- INSIDE MY PSYCHOBOOK (2007)