えたじま (掃海艦)

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えたじま
基本情報
建造所 JMU横浜事業所鶴見工場
運用者  海上自衛隊
艦種 掃海艦 (大型掃海艇)
級名 あわじ型
建造費 177億円
母港
所属 掃海隊群第3掃海隊
艦歴
計画 平成29年度計画
発注 2017年
起工 2018年2月22日
進水 2019年12月12日
就役 2021年3月16日
要目
排水量 基準 690トン
全長 67.0m
最大幅 11.0m
深さ 5.2m
吃水 2.7m
機関 ディーゼルエンジン × 2基
出力 2,200PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大 14ノット(26㎞/h)
乗員 約60名
兵装 JM61-RFS 20mm機関砲 × 1門
レーダー OPS-39H 対水上捜索用
光学式監視装置(レーザ・レーダ)
ソナー OQQ-10-2 掃海艦ソーナーシステム
ZQS-4 可変深度式機雷探知機
OZZ-4 機雷捜索用水中無人機(中型)REMUS600UUV
その他 掃海装備
小型係維掃海具1型改
感応掃海具1型改
掃討装備
自走式機雷処分用弾薬(EMD)
OXX-2情報収集用ROV
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えたじまローマ字JS Etajima, MSO-306)は、海上自衛隊掃海艦あわじ型掃海艦の3番艦。艦名は広島県に属する江田島に由来する。1888年(明治21年)に海軍兵学校が東京築地から移転して以来、海軍ゆかりの島として認知されるようになり、「江田島」は海軍兵学校の代名詞となった。旧帝国海軍解体後も引き続き海上自衛隊第1術科学校及び幹部候補生学校が置かれている[1]。うじしま型掃海艇「えたじま」、はつしま型掃海艇えたじま」に次いで日本の艦艇としては3代目。また、あわじ型の1番艦「あわじ」と2番艦「ひらど」とともに海上自衛隊で最大の繊維強化プラスチック(FRP)製掃海艦となる。船体に木材ではなく、FRPを使うことで、やえやま型とほぼ同じ寸法ながら軽量化された[2]。FRPで建造した掃海艦としては世界最大級となる[3]

艦歴

「えたじま」は、平成29年度(2017年度)計画掃海艦306号艦として、JMU横浜事業所鶴見工場で2018年2月22日に起工され、2019年12月12日に命名・進水[1]。艤装工事と海上公試を経た後、2021年3月16日に引渡式・自衛艦旗授与式が挙行され、就役。掃海隊群第3掃海隊に編入され、に配備された[4]

進水式の様子


歴代艦長

歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名 在任期間 前職 後職 備考
艤装員長
- 石田浩太郎[1] 2019.12.12 - 2021.3.15 えたじま艦長
艦長
1 石田浩太郎 2021.3.16 - 2022.3.9 えたじま艤装員長 掃海隊群司令部幕僚
2 松葉元昭 2022.3.10 - 掃海隊群司令部幕僚 3等海佐

脚注

  1. ^ a b c 海上自衛隊HP 命名・進水式
  2. ^ 海上自衛隊の最新鋭掃海艦「えたじま」が進水。日本の技術の結晶”. 高橋浩祐. Yahoo!ニュース. 2019年12月12日閲覧。
  3. ^ 最新鋭掃海艦「えたじま」が就役――海自艦艇最大のFRP製船体”. 高橋浩祐. Yahoo!ニュース. 2021年3月16日閲覧。
  4. ^ 最新鋭掃海艦「えたじま」が就役――海自艦艇最大のFRP製船体”. 高橋浩祐. Yahoo!ニュース. 2021年3月16日閲覧。

関連項目