DATマン

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DATマン』(ダットマン)は、原作:村上龍、作画:漫☆画太郎による日本漫画作品。『月刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載された。単行本未収録。

概要

月刊少年ジャンプ』で2回にわたり掲載された読み切りで、原作者は村上龍

あらすじ

主人公・耳でか耳男は零細AVスタジオで音響の仕事をしている青年である。ある日、自宅で仕事中のテープを聞いていると、彼の耳にも聞こえなかった、男女が言い争う声が聞こえてくる。女性の声の主は現在撮影中のAVの主演女優・トンキの声であった。更に聞き進めると、鼓膜が破れるような轟音で「かえってこい」という男の声が流れる。そこで、一体誰が声の主なのか、真相を求めるため、耳男は一度も声のきいたことのないスタッフが言い争っていた男性ではないかと思い、話しかける。しかし、そのスタッフは女性であった。耳男は更に調査をすすめるために、トンキに話を聞こうとする。すると、トンキは突然パニックを起こし始めた。パニックが収まったトンキは、耳男に夜、公園に来るように伝える。そして夜。公園で話し始めたトンキの話は自分の過去を話し始める。実はトンキは元は異世界の住人でその世界は暴力が支配するという世界であった。彼女はそんな世界に嫌気がさし、別の世界へ行きたいと願っていると、ある日、突然この世界へ来られたのだという。しかし、トンキの元彼はそれを許さず、異世界からトンキに帰って来いと言っていた。真相を聞いた耳男が帰ろうとすると、トンキが突然耳男に襲いかかった。真相を聞いた耳男を消すためであった。しかし、あと一歩というところで突然異世界の扉が開き、身長数メートルの大男が現れ、トンキを一撃で気絶させると、彼女を抱えて元の世界に帰ってしまった。その後、AVは完成したものの、その猟奇的すぎる内容のせいで全く売れずスタジオは倒産。彼は山に篭ると、異世界の住人の侵略に備え、一人体を鍛え始めた。

登場人物

  • 耳でか耳男
主人公。巨大な耳のせいで幼少時はいじめられっ子だったが、聴力が人一倍良かったので、AVのスタジオに音響の仕事で雇ってもらった。
  • トンキ
AV女優で近所の肉屋の娘。
  • 監督
絶対に売れないようなAVを撮ろうとする。