まんゆうき 〜ばばあとあわれなげぼくたち〜
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| まんゆうき 〜ばばあとあわれなげぼくたち〜 | |
|---|---|
| ジャンル | ギャグ漫画 |
| 漫画 | |
| 作者 | 漫☆画太郎 |
| 出版社 | 集英社 |
| 掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
| レーベル | ジャンプ・コミックス (新装版)ヤングジャンプ・コミックス・ビージャン |
| 発表期間 | 1994年29号 - 1994年50号 |
| 巻数 | 全2巻 (新装版)全2巻 |
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『まんゆうき 〜ばばあとあわれなげぼくたち〜』は、漫☆画太郎による日本の漫画作品。
目次 |
[編集] 概要
1994年29号から50号にかけて『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載された。
大筋は、仙人の弟子である娘々が復活した妖怪たちを退治していくというものである。後半は妖怪を操る悪の秘密結社が登場するなど話は広がりを見せる。
単行本には、1巻に描き下ろし『ばばあのちえぶくろ』、2巻では『家・なき子』(『週刊少年ジャンプ』1995年9号掲載)がそれぞれ巻末に収録されている。
2009年に『ビジネスジャンプ』で開始された『珍遊記2』では、第1話から娘々や萬々などこの作品のキャラクターがメインで登場している。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] 登場人物
[編集] 人間
- 娘々(にゃんにゃん)
- 主人公の少女。ヘアースタイルは犬耳のようなショートカットで、丈の短い着物を着ている。赤ん坊の頃、ダンボールに入れられ捨てられている所を運悪く萬々に拾われてしまい以来、弟子として育てられる。仙人の弟子であるため多少の仙術が使えるが、自身の式神に反逆されるなど腕は未熟。唯一まともにできる仙術は「縮地の法」のみ。妖怪に勝つときも、偶然が重なって相手が自滅するか、彼女の帰りに待ち切れなかった萬々の乱入で助けられる(と言うより萬々の八つ当たりを妖怪が受けてしまう)パターンが多い。真面目で、困った人を見ると放っておけない性格。可憐なデザインに関わらず、よくひどい目に会う。
- 萬々(まんまん)
- ポコチンを思わせる山「萬々山」のサオに住む仙人。十数メートルの巨体を持つ老婆。かつて妖怪退治で鳴らした女英雄だったらしいが、妖怪(時として人間も)を食い殺す様は妖怪よりも妖怪らしい。性格は単純短気で怠け者。近隣住民の相談なども受けているようだが、対応は適当である。娘々の活躍や苦難を知ろうともせず扱き使う。狭量なところもあり、娘々に「はっきり言ってバケモン」と陰口を叩かれた際、かつてない程の激怒を見せていた。
- 長老Q(ちょうろうきゅー)
- R村の長老。萬々の伝説を語り継いでいるが実際に萬々を見た事はなく、娘々を萬々と思い込む。萬々に連れ帰られる娘々を見て、妖怪に拉致されたと勘違いしていた。
- 大ババQ(おおばばきゅー)
- 長老Qの妻。
- A作(えーさく)
- R村の若者。萬々に助けを求めるべく山を登るが、階段から落下して死亡。
- 妖怪じじい(ようかいじじい)
- 怪談好きの老人。妖怪の扮装(蓑とお面をつけたなまはげルック)で妖怪の恐ろしさを説いて回り柵(塀)を強化しろと訴え続けるが、村人達には笑いものにされていた。しかし萬々を見て戦慄した村人が城砦の様な柵(塀)を作ったため、目的が達成されご満悦の様子であった。
- アビ
- 会社を首になった青年。もとは笑顔の爽やかな好青年であったが、失業に憤慨して奇行を繰り返したため、狐憑きと間違われて娘々と母親に折檻される。後の劉備玄徳。
- スプリンターのばばあ
- 元短距離走選手のばばあ。ハードトレーニングの後遺症で年老いて腰を痛めたため、歩く事はおろか排泄すらも介護を必要とする状態になっていた。昼寝から目覚めた萬々を見てびっくりした拍子に一時的に走力を取り戻すが、途中階段から足を踏み外した拍子に転げ落ちて再起不能になる。彼女が登場する話だけはコミックスに収録されていない。
- サンタクロース
- ロリコンの変質者。娘々に不気味な顔の人形をプレゼントを渡すが萬々に泥棒と間違えられ、トナカイともども殺害される。
- サイババ
- キノコ頭の老婆。きつねが夫そっくりに化けて見分けがつかなくなったため、萬々に相談した。よく逆上してじじーときつねの頭をぶつける。単行本2巻の表紙や余ページに多用されたほか、『ババアゾーン』でもデザインを流用されている。
- じじー
- サイババの夫。結婚記念日はおろか妻の本名すら忘れていたため[1]、化けたきつねと見分けがつかなくなる。最後はきつねと間違えられて萬々に食い殺された。
- ぶどう酒屋(ぶどうしゅや)
- 酒屋のおやじ。業績不振で正気を失い、店の宣伝を目的として、ぶどう酒一年分を懸けた格闘技大会「天下一ぶどう会」を開催。しかし集まった選手は酒目当てのアル中のおやじがほとんどで、大会も店もめちゃくちゃに。普段は身体にキノコが生え落ちぶれている容姿だが、天下一ぶどう会を開いた時は、天下一武道会の受付やアナウンサーの扮装をした。
- アル中(あるちゅう)
- 天下一ぶどう会の参加者。6人居るが全員が前作『珍遊記』の中村泰造に酷似した容姿で、全く見分けがつかない。「対戦表を決めるクジを食う」「クジ箱に脱糞する」等の痴態をさらしたため、激怒したぶどう酒屋に全員撲殺された。
- ゴッドベイダー
- 悪の秘密結社の首領。かつて絶滅した妖怪たちを復活させ、世界征服を目論んでいた。常に黒い服装を着て、一つ目の黒覆面を被って威厳を出していたが、素顔はただの脱サラ親父で配下もあまり掌握できていなかった。悪人にもなり切れないようで、部下や妖怪が死んだ時には「女の子(娘々)がこんなことしちゃダメなの」「メーなの」と女々しい怒り方をしていた。最終的には改心する事になる。
- Dr.ヘーシー(ドクター・ヘーシー)
- ゴッドベイダー配下の科学者。名前の元ネタはスティーブ瓶子こと当時の担当編集且つ後の週刊少年ジャンプ10代目編集長の瓶子吉久。妖怪を復活させる作業を取り仕切っていたが、ゴッドベイダーを見限って離反。あっぱれ太郎の転倒に巻き込まれて死亡。
- 高木(たかぎ)
- ゴッドベイダー配下で、処女狩り隊員兼カー太郎の調教師。コミックスではデビットの名前で登場。封印の解けたカー太郎に反逆され、一撃で蹴り殺される。
- 仲本(なかもと)
- ゴッドベイダー配下で処女狩り隊員。コミックスではガーリックの名前で登場。娘々の仙術が失敗した爆発により瀕死の重傷を負うが、最後の力を振り絞りカー太郎の死をゴッドベイダーに伝えて力尽きる(後に生存が判明)。
- ゲル大佐(げるたいさ)
- ゴッドベイダー配下の幹部で、逃亡した試作品妖怪であるクソザルやクソデブの調査に向かっていた。娘々にやられ腐乱死体になった4体を持ち帰り、萬々についての報告をしてゴッドベイダーを戦慄させた。最後は基地を守る為に戦おうとするものの孤立し、結局逃亡してしまう。
- 極楽大使(ごくらくたいし)
- ゴッドベイダー配下の幹部。元KGBの殺し屋で、ゴキブリの改造人間。萬々殺害を命ぜられまんまん山に向かうが萬々を見て驚愕し、石段から転げ落ちて複雑骨折と内臓破裂の重傷を負う。
- ホワイト将軍(ほわいとしょうぐん)
- ゴッドベイダー配下の幹部。ホワイ党。フランス貴族の末裔で、後にどぐされ愚連隊(雑誌掲載時および初期単行本では海援隊)に入隊。改造人間になる事によりIQ300になる。壁を壊して萬々討伐に名乗りを上げたが極楽大使が任ぜられたため、自らが破壊した壁の修理を命ぜられる。最後は基地を守る為に戦おうとするものの、部下に混じって逃亡してしまう。作業面ではあまり有能でないらしく、最後まで壁の修理を終えられなかった。
- ドブロクG(トブロクゲー)
- ゴッドベイダー配下の幹部。ゲルマン精神を持つモンゴル力士で、改造人間になる事によりゴリラ並の力と知能を得た。渾名が極端に多く、ゴリラ・デブ・バカ・単細胞・大食漢・胃拡張・うわばみ・きばみ・野蛮人・ばんばんじー・ばんじージャンプ・プーさん、等がある。珍妙な鹿児島弁を喋り、雑誌掲載時の煽り文句では「西田敏行に似ている」と書かれていた。床を壊して萬々討伐に名乗りを上げたが極楽大使が任ぜられたため、自らが破壊した床の修理を命ぜられる。最後は他幹部同様、部下に混じって逃亡した。
- 画太郎(がたろう)
- 単行本のみに登場する。容姿は下着姿の肥満男であったり分断された頭部をペンに刺したデュラハンのような老人の姿であったりする。
[編集] 妖怪
- クソザル
- R村を襲った妖怪の1匹。『西遊記』の孫悟空の姿をしている。分身を生む技「モンキーマジック」で村人を苦しめた。糞を投げるため、妖怪からも忌み嫌われている。クソデブの肉で中毒死。その後4体とも長老Qによって埋葬されるがゲル大佐によって掘り返され、ゴッドベイダーのアジトに持ち帰られる。
- クソデブ
- R村を襲った妖怪の1匹。猪八戒の姿をしている。必殺技は呼吸で突風を起こす「デブタイフーン」(『ジャンプ』掲載時は「デブファイヤー」)。非常に食い意地が張っているが、自身の肉には猛毒がある。クソザルに誤って食い殺された。
- クソハゲ
- R村を襲った妖怪の1匹。沙悟浄の姿をしている。必殺技は頭から発光して目をくらます「ハゲフラッシュ」。影が薄くクソザルから使い走りにされていた。娘々を襲った際に片足で呪符を踏んだためキリキリ舞いの末に転倒して皿を割り、ドロドロになって死亡。
- クソボーズ
- R村を襲った妖怪の1匹。玄奘三蔵の姿をしている。陰茎を初めとする体の各所を自在に伸ばすことができる。必殺技である音波攻撃「ボーズシャウト」を使い、村人の頭を苦しめた。僧侶のくせにソープランドに入り浸りであり、ソープ嬢に若者についての愚痴をこぼしながら性行為をしている。クソザルが娘々を捕食しようとしたところを横取りしたためその逆鱗に触れ、如意棒で首を刎ねられて死亡。
- カー太郎(かーたろう)
- 秘密結社ゴッドベイダーの使い魔。からす天狗。はじめは漫画的な顔だったが、娘々の術で封印が解けて精悍な顔つきに。しかし萬々には鶏肉扱いされ、食い殺される。
- ポックリ大魔王(ぽっくりだいまおう)
- 全ての妖怪を統べる魔王。しかし長年封印されている間に老化が進み、復活時には人間の子供にも負けるほど弱体化していた。娘々に介抱のつもりで聖水を飲まされ、血と目玉を吐き出し、ドロドロになって死亡。
- あっぱれ太郎(あっぱれたろう)
- 秘密結社ゴッドベイダー最大の妖怪。萬々を上回る巨体で、完成すれば一般妖怪の一億倍の戦力を発揮するといわれていた。世界征服に向け釜の中でじっくりと培養されていたが、覚醒が早すぎたため体が腐り落ちてしまう。
[編集] 動物
- 馬(うま)
- A作がまんまん山に向かうために足として使われた馬。A作死後、まんまん山の前に放置されその後は登場せず。娘々を村まで乗せていってやろうとしたりと、結構優しい性格である。
- トナカイ
- サンタクロースのソリを引くトナカイ。蔓々に恐怖して二足歩行で逃げたが、馬肉扱いされ食い殺される。
- たぬ吉(たぬきち)
- ぽんぽこ山の狸。怖い化け姿を競う狸社会にあって全く怖い姿に化けられず、不遇を囲っていた。萬々に化けることにより、リーダーの座につく。
- きつね
- 狐。じじーに化けてサイババを化かそうとするが、逆上したサイババに頭を何度もぶつけられる。萬々が本物のじじーを食い殺したため、恐怖で正体を現した。
[編集] 『ばばあのちえぶくろ』
単行本第1巻巻末収録漫画『ばばあのちえぶくろ』の登場人物。
- 漫画家(まんがか)
- この漫画の主人公の漫画家。夜中、締め切り間際な上、ハエに悩まされてイライラしているところを大家のばばあの偽者(ないし幻覚)におちょくられて大騒ぎする。それによって、起こされて激怒した本物の大家のばばあに撲殺される。
- 大家のばばあ(おおやのばばあ)
- 血の気が多い老婆。偽者と本物の2人が存在する。偽者は漫画家に赤飯が夜中にハエ殺し機に変身する事を教えた。本物が現れた時、廊下が西洋宮殿風になっていた。本編キャラを差し置いてジャンプ・コミックス版単行本第2巻の表紙に抜擢されている。
[編集] 『家・なき子』
単行本第2巻巻末収録漫画『家・なき子』の登場人物・動物。
- スス
- この漫画の主人公の少女。やたら「同情」にかけた駄洒落を好む。なぜか銭湯では男湯に入っている。お金を貯めるために犬のリュウを連れて様々な商売をする事になる。なお、『家・なき子』は『まんゆうき』単行本第2巻バージョン(目的が大金持ちになる事であり、最後に社長と闘うバージョン)と雑誌・『くそまん -サイテーの漫画短編集-』掲載バージョン(元ネタ通りススの母親の心臓病を治すためにお金を貯めるバージョン)の2つが存在する。
- ススの母親(すすのははおや)
- 雑誌・『くそまん -サイテーの漫画短編集-』掲載バージョンのみに登場。ススやリュウと野原で駆けっこをしている途中に心臓病で倒れる。ススが稼いだお金で一旦回復してはすぐに再発するという展開を繰り返す。
- 社長(しゃちょう)
- 『まんゆうき』単行本第2巻バージョンのみに登場。大会社の社長で、日本一の富豪。ススに駄洒落にできない注文をしたため、ギターで殴られて重傷を負う。初登場時は『まんゆうき』のアル中と全く同じ容姿だったが終盤でグロテスクな容姿で再登場し、ススやリュウと激闘を繰り広げた。その闘いにより上半身を失うが、再生能力で復活。その後ススの強さに惚れ、養女として会社の跡取りに迎える。
- リュウ
- ススと行動を共にするバター犬。『まんゆうき』単行本第2巻バージョンではススを護ろうとして社長に飛びかかるが返り討ちに遭い、殺害される。
[編集] 備考
- 21週で連載終了となり、作者自身も各種のインタビューにて本作を失敗作と語っている[要出典]。
- 前述の通り娘々ひとりだけが可愛いキャラとして作中で浮いていたため、一時期「主人公は漫☆画太郎のアシスタントの作画である」という説が流れ、一部メディア(『GON!』『この漫画がすごい!』等)でそれが真実のように書かれた事もあるが、実際は本人の筆による物である。後の画太郎作品にも同様の可愛いキャラクターは登場しており、同一作品内で複数人が描かれる事もあった。[要出典]
- ジャンプ・コミックス版単行本の表紙は2巻とも作品トビラを流用している。
- 2009年9月18日に、ヤングジャンプ・コミックス・ビージャンから新装版単行本の上巻が発売され、下巻は同年10月19日に同レーベルから発売された。
[編集] 脚注
- ^ 「クッサイババー」「クソババー」等と挑発的な間違え方をした。
[編集] 関連項目
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