Clam AntiVirus
Clam AntiVirusのGUIインターフェース(ClamTk) | |
開発元 | Tomasz Kojm |
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最新版 |
0.99
/ 2015年12月1日[1] |
最新評価版 | |
リポジトリ | |
対応OS | Linux / BSD / Mac OS X / AIX / HP-UX / Solaris等 |
プラットフォーム | クロスプラットフォーム |
種別 | アンチウイルスソフトウェア |
ライセンス | GNU General Public License |
公式サイト | www.clamav.net/ |
Clam AntiVirus (クラム・アンチウイルス。略称Clam AV)とは、オープンソース (GPL) で提供されているクロスプラットフォームのアンチウイルスソフトウェアである。
Clam AntiVirusの開発プロジェクトでは、メールゲートウェイで電子メールのウィルススキャンを行うことを開発目標の主眼としている[3]。当初UNIX用として開発され、その後AIX、BSD、HP-UX、Linux、OpenVMS、Mac OS X、OSFとSolarisに移植されている。Windowsにも、現在では「ClamAV for Windows」「ClamWin」「MoonSecureAV」など、多くの派生版が移植されている。
主にメールサーバにおけるサーバサイドにおけるE-mailウイルススキャンの分野で広く利用されている。 従来より常駐監視機能(オンアクセススキャン)が標準実装されていなかったため、常駐監視としてはDazuko+Clamukoを利用したりcrondのジョブとしてフルスキャンを実施する方法が一般的だった。
しかし、2013年9月19日にリリースされた0.98からはfanotifyを用いた監視機能が実装されたため、2.6.36以降のLinux等ではDazukoモジュールを用いなくても任意のフォルダの常駐監視が可能となった。
その他、Mac OS X 版の ClamXav では ClamXav Sentry を常駐させる事ができ、任意のフォルダなどを監視させる事が可能である。また、Mac OS X Server 10.4 Tiger 以降には ClamAV が標準で含まれている。 その他、常駐保護機能を持つものとして「ClamAV for Windows」や「MoonSecureAV」などの派生版がある。
機能
ClamAVには次に示すような何種類かのユーティリティが含まれる。コマンドライン版スキャンツール(clamscan)、データベース アップデートツール(freshclam)、マルチスレッドで実行可能なデーモン(clamd)である。また、sendmailのメールフィルタリング拡張コンポーネント機能を持っており、オンデマンドのスキャンを行える。さらに、ZIPやtar、gzipといった圧縮ファイルや、Microsoft Officeで作成されたファイルやPDFファイルもスキャンすることが出来る。
ウイルスデータベースは、最大1日数回アップデートされ、2011年7月20日現在では1,000,066 件のウイルスパターンを保有している。[4]
グラフィカルインターフェース(GUI)
Linux
- ClamTk[1] − gtk2-perlアプリケーション。RHELやCentOSでは ClamTk 公式サイトにて最新版のRPMパッケージが公開されている。
- KlamAV[2] - RHELやCentOSではソースコードでインストールする必要がある。FedoraではLivnaリポジトリにrpmパッケージが公開されている場合がある。
Windows
- ClamWin[3]
- 日本語ヘルプ[4]
- 補助ツールである Clam Sentinel をインストールすることで、常駐化が可能。
Mac OS X
- ClamXav[5]
関連項目
参考文献
- ^ “ClamAV 0.99 has been released!”. clamav.net (2015年12月1日). 2015年12月12日閲覧。
- ^ “ClamAV 0.99rc2 has been posted!”. clamav.net (2015年11月19日). 2015年12月12日閲覧。
- ^ “about us”. clamav.net. 2014年5月30日閲覧。
- ^ 開発元ホームページ http://www.clamav.net/ にて確認