Casio F91W

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Casio F91W
Casio F-91W.jpg
種類 クオーツ
ディスプレイ デジタル
発売開始 1991[要出典]
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Casio F91Wカシオ計算機により製造・販売されているクオーツ駆動のデジタル腕時計。安価、堅牢さ、信頼性などが評価され、1991年に発売されてから世界中で莫大な販売量を記録している。販売価格は7.50ドルから15ドル程度である。日本国内では長らく正規販売されていなかったが、2013年10月に販売開始。希望小売価格は2900円(税別)。

詳細[編集]

F91Wのストップウオッチ機能は、1/100秒単位で59分59.99秒まで測定でき、合計時間、スプリット時間、一位・二位間の時間を計測するモードがある。1時間ごとのビープ、設定した時間を知らせるアラーム機能も付加されている。カレンダーは日付を設定することで自動に曜日を表示するが、年は記憶しないためうるう年には調節が必要になる。

推奨されている標準電池はCR2016リチウム電池で、一日に20秒のアラームと1秒のライトを使用したと仮定した場合の公称寿命は7年である。ケースの大きさは37.5 x 33.5 x 9.5 mmで重量は20 gになる。ステンレス製の裏蓋に記載されているモデルナンバーは593である。防水機能も設けられており、正面にはWATER RESISTと記載されている。ライトはバックライトではなく、液晶基板の両脇に設けられたLEDにより照らされる。[1]

カシオはこれまでの販売量を公表していない。デザイン・ミュージアム・ロンドンの担当者は「地味な傑作」であると評価している。[2]

動作[編集]

時計の機能は本体の両サイドに設けられた3つのボタンから利用できる。左上側のボタンはライトの点灯、アラームのキャンセル、設定の選択に利用される。左下のボタンはモードをアラーム→ストップウオッチ→時計の順で切り替える。右側のボタンはファンクションボタンでストップウォッチのスタート・ストップ、利用中の設定値変更に用いられる。時計表示時に押すことで12時間・24時間の変更が可能である。

時間および日付の調整は左下ボタンを三回押し、時間調整モードにすることで行う。秒表示が点滅するので、左上ボタンで秒、時間、分、月、日付の順に切り替えることができる。右のボタンを押して点滅する値を変更し調整を終えたら左下ボタンを押して通常モードに戻す。

液晶ディスプレイでは、曜日、日付、時刻(時、分、秒)、12時間表示の午後には「PM」、アラーム表示、時間ごとのビープ表示が存在する。

テロリズムとの関係[編集]

1996年のワシントン・ポストの記事ではアブドゥル・ハキム・ムラドワリ・カーン・アミン・シャーラムジ・ユセフが、広く入手できるカシオ製デジタルウオッチを用いた時限爆弾の起爆方法を開発したとされている。[3]

アメリカ合衆国はキューバのグアンタナモ湾収容キャンプアフガニスタン戦争およびイラク戦争中に逮捕したテロリストの容疑者を拘束している。この法的根拠を問う裁判において2004年に下された最高裁の判決に基づいて、容疑者の弁明のためにステイタス再評価法廷が2004年7月から2005年1月にかけて行われた。情報公開法に基づき2006年に開示された法廷記録において、アメリカ合衆国軍の尋問担当者がF91Wをテロリズムに関係していると見なしていることが明らかとなった。法廷において容疑者は「安くて電池の持ちが良いから買っただけだ」、「アメリカの兵士も持っているではないか」、「収容所付属の4人の聖職者も持っている」、「何百万人も持っているのにどうして全員を逮捕しないのか」などと発言している。[4][5][6]

2011年にウィキリークスにおいて公開された秘密資料においてもF91Wは明示されていた。「極秘、外国政府、外国人への閲覧不可」とヘッダーに記されているこの資料は、グアンタナモ共同機動部隊が作成した尋問者向けのマニュアルである。[7]

カシオ製F-91Wモデルの腕時計およびその銀色版であるA159Wを所有していることは、即席爆発装置(IED)の製造をアルカイダが訓練していることを暗示している。グアンタナモ共同機動部隊では、このカシオ製腕時計は爆発物をつくるのに用いられる「アルカイダの兆候」であるとみなしている。このカシオ製腕時計はアフガニスタンでのアルカイダの爆発物製造訓練において講習者に与えられることが知られており、その訓練で講習生はこの時計を用いて時限式爆弾の準備に関する指示を受ける。

逮捕時にこのモデルの腕時計を所有していたグアンタナモ共同機動部隊の抑留者のおよそ3分の1は、爆発物となんらかの関係があったことが知られている。それらは爆発物の訓練への参加、IEDの製造工場もしくは爆発物訓練が行われた施設との関係、もしくは爆発物の専門家であると特定されている人物との関係である。

—JTF-GTMO(Matrix of Threat Indicators for Enemy Combatantsより)

参照[編集]

  1. ^ F91W-1 - Classic - Timepiece - Products - CASIO、Casio.com
  2. ^ Casio F-91W: The strangely ubiquitous watchBBC News、26 April 2011
  3. ^ R. Jeffrey Smith (1996年7月21日). “New Devices May Foil Airline Security”. Washington Post. pp. A01. http://www.washingtonpost.com/wp-srv/national/longterm/twa800/bomb.htm 
  4. ^ USA v. al Qahtani (PDF)”. アメリカ合衆国国防総省 (2005年11月7日). 2007年2月27日閲覧。
  5. ^ "Why Am I in Cuba?", Mother Jones, July 12, 2006
  6. ^ Summary of Evidence memo (.pdf) prepared for Sabri Mohammed Ebrahim Al Qurashi's Combatant Status Review Tribunal - October 13, 2004 - page 216
  7. ^ What are the Guantánamo Bay files? Understanding the prisoner dossiers, The Guardian, 25 April 2011

外部リンク[編集]