ACTION
| ACTION | ||||
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| B'z の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | 2007年12月5日 | |||
| 録音 | 2006年9月~2007年 | |||
| ジャンル | ロック J-POP |
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| 時間 | 69分39秒 | |||
| レーベル | VERMILLION RECORDS | |||
| プロデュース | 松本孝弘 | |||
| 専門評論家によるレビュー | ||||
| チャート最高順位 | ||||
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| ゴールド等認定 | ||||
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| B'z 年表 | ||||
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『ACTION』(アクション)は、日本の音楽ユニット・B'zが、2007年12月5日にリリースした、16作目のオリジナルアルバムである。
目次 |
[編集] 内容
B'z結成20周年を記念したオリジナルアルバム。
オリコンアルバムチャートで1位を獲得し、本作でB'zのオリコンアルバム1位獲得は、13作連続・通算21作目となり、通算アルバム1位獲得数で松任谷由実に並び歴代1位となった。「シングル1位獲得数」「シングル総売上枚数」「シングル・ミリオン獲得数」「アルバム1位獲得数」「アルバム総売上枚数」「アルバム・ミリオン獲得数」のシングル及びアルバムの主要6部門の内、「アルバム1位獲得数」を除く5部門で歴代1位となっており、上記の6部門制覇はオリコン初の記録となった[1]。
17曲収録と過去のアルバムと比較するとかなりボリュームがあるが、元々制作段階で23曲ものストックが完成しており、それを凝縮した[2]。前年の9月から曲制作は始まったが、2007年1月からロサンゼルスに入って曲作りを行うが思うようにいかず、結局1曲も完成しないまま同月に一度帰国した。松本孝弘は「こんなに曲作りがうまくいかなかったのは初めて。すごいショックだった」と語った。その後、アレンジャーに寺地秀行を迎え、2月に入って「わるいゆめ」から新しく曲を制作し、その後ロサンゼルスでまとまらなかった曲をプリプロからやり直し、5月に再び渡米。その際は曲作りがスムーズに進んだ。[3][4]この経緯もあって本作以降、寺地がB'zの編曲専任者に起用された(両者のソロを含む)。なお前作『MONSTER』まで編曲専任者だった徳永暁人がB'zに関与した最後の作品でもある(2011年現在)。また、未演奏曲が最多のオリジナルアルバムでもある[5]。
[編集] 作品解説
上記のような経緯から、メンバーは「従来のB'zの十八番から抜け出したい」「マンネリを打破したい」と語っており、従来のハードロックやバラードだけではなく、ラテン調、ジャズ調、1950年代アメリカンポップス、シャッフルなどの様々なジャンルの要素を持った楽曲が収録されている。他にもDセクションやEセクションまで登場する複雑な曲構成、ギターサウンドがほとんど存在しない曲など、「結成20周年記念アルバム」と銘打ちながらも、従来のB'zとは大きく異なる曲や実験色の強い曲が多い。[3][4]
当初、アルバムタイトルの候補に『光』があった。これは稲葉浩志が数曲作詞した段階で「制作上のスランプの闇から『光を求めている』という姿勢が今回のテーマであることを自覚した」ことから。本作収録曲の歌詞の中にも「光」という言葉やそれを連想させる表現が多く使われている。メンバーは当初『光』をアルバムタイトルに考えたが、「光を求めてアクションを起こす」という響きのほうがしっくりくるという考えに至り、『ACTION』に落ち着いた。[3][4]
本作発売後に行われたアルバムツアー「B'z LIVE-GYM 2008 "ACTION"」のMCで稲葉は「今回『ACTION』というアルバムを出しまして…コンセプトは「行動」です。どうしても何をやっても上手くいかない時があると思います。そんな時、周りから声かけられても前向きにはなれないと思います。でも、前向きじゃなくてもいいから、怖いと思いますが今の自分にできることを精一杯してみて下さい。怖がりながらでも、少しでもいいから、何かアクションを起こしてみてください。」
「アクションを起こしている姿を見てくれている人がいるかも知れない。もしかしたら頑張ってる姿に感動してくれる人がいるかもしれない。例え誰も見てくれていなかったとしても、将来の自分、10年後、20年後の自分が見てくれています。例えまた失敗に終わっても、アクションを起こしたのと、何もしないままいるのとでは僕は大きく違うと思います。必死になって生きることが大事。今日のライブが終わっても、アクションは終わらせないでください。」という言葉を残した。
[編集] 収録曲
曲の解説やタイアップ等はB'zで解説しているため一部簡潔に解説する。
- 純情ACTION
- 表題曲。シングル曲候補だったが、SHOWCASEやSUMMER SONIC 2007で披露した「SUPER LOVE SONG」の反応を見た結果、そちらの方がシングル曲に向いていると判断され、1曲目に収まった。曲のタイトルは元々「純情ACTION」だったが、単に「ACTION」とする案もあった。
- 稲葉は歌詞について、テーマは割と苦しまずに出来たと言い、最初は「固まりかけた心を少し素直にしないとアクションは起こせないんだ」というところから始まり、しかもそれを自分も分かっていながら、頑固な故に打開できないという感じだという。
- 松本が、こういうビートで曲を作りたいという事で制作されたが、日本での制作中に行き詰まり、ロサンゼルスでも思うようにいかず、帰国後に稲葉が松本の家を訪問し、2人で話し合いの時間を持ったことが良い気分転換となり、スタジオに入って曲が完成した。
- PVは、2007年のSHOWCASEや「ALL-OUT ATTACK」のPVの映像を繋ぎ合わせたものとなっており、1番までしか作られてないが、曲と稲葉の口の動きが重なるように調節されていたり、赤いトーンでまとめられている。
- 黒い青春
- イントロや間奏のギターのスケールがジャズ風になっており、ウッドベースも使用されている。
- 「シェーンのシンバルロールから始まって、4ビートになっていくところが凄くカッコいい」と松本自身が語っている。Bメロの最初は転調しており意外とコードがとりにくいという。また、松本はジャズのスケールブックを買って練習した。
- 稲葉は歌詞について「けっこう好きなタイプの曲なので、曲の持つ青春の影の持つドス黒いエネルギーを表現出来ればいいな。例えば、男の子が部屋でコソコソコソコソ何かをやっちゃう。みたいな、人には言えないことがいっぱいありそうな感じを出したかった」とコメントしている。当初は曲名を「黒き青春」にするアイデアもあった。
- SUPER LOVE SONG
- 44thシングル。当初は1曲目に収まる予定だった。
- 満月よ照らせ
- この曲も、ロサンゼルスで最初はまとまらなかった。特に悪いことをしているという自覚も無く、周囲に同調していじめを行っていた「僕」が、ある日を境に仲間はずれにされたことで生じた心境や考え方の変化を歌っている。
- 稲葉曰く「自分の情けなさを全部さらしたいという気持ちとそれによってもう一度目覚めたいという気持ちの歌で、夜は暗くて何も見えなくなるんだけど、月が出ることによって普段見えないことに光があたる。そういうモチーフ」。
- パーフェクトライフ
- 一心不乱
- 松本のお気に入りの楽曲であり、この曲と「SUPER LOVE SONG」は必ず良くなるはずと思い、制作していたが後になって、キーを変えたり、細かい部分を沢山加えたり、テンポを変えたりと、当初とはテイストが大きく変わった曲でもある。
- 歌詞は松本の学生時代がモチーフとなっている。「学生時代、松本さんが雨戸しめてギターの練習をしていたって話が、一心不乱っていう言葉と重なった」とは稲葉のコメント。「がむしゃらに」という歌詞は松本の事を指している。またこれを雑誌などで知った松本は「まさに自分の高校時代です」とコメントした。
- FRICTION -LAP 2-
- ONE ON ONE
- 僕には君がいる
- ピアノのイントロに、ストリングスが絡むバラード・ナンバー。
- 2コーラス目が終わるまでエレキギターが一切登場せず、ギターソロやDセクションを除き全てアコギのアルペジオとなっているが、松本曰く「ギターを使わなくてもいいかなと思い、それによって、B'zの王道バラードじゃないようにしたいと思った」。
- 稲葉曰くテーマは「礎」であり、「すごく大事な人はいなくなったら困るんだけど、いなくなってしまったとしてもそのモチベーションは残してくれる」と語る。
- なんという幸せ
- 歌詞は家族といる幸せと働けど楽にならない、ワーキングプアについて書かれている。稲葉曰く「歌えば歌うほど、幸せから離れていくような曲です」。
- 元々は、1950年代のアメリカンポップスのような曲を目指していたらしい。松本自身も知らない世代を今になってカッコいいと思いやっている曲だという。
松本曰く、「若い子にはちょっと難しいかな」。
- わるいゆめ
- HOMETOWN BOYS' MARCH
- 松本が、シャッフル系の曲をやってみたい、というところから作られた楽曲。「ロックバンド」としてのB'zとは対極に位置する作風の楽曲だが、レコーディングは終始楽しいムードで進められたという。メンバーもお気に入りの曲に挙げている。メンバーによると「(このアルバムで)展開が最も多い」曲であり、Eセクションまで存在する。
- 稲葉曰く、歌詞は「生まれた町にずっと残ってるというのもとても難しいことだから、そういうカッコよさ、そして出ていく方は、それなりに胸に何借りながら出ていく。それも分かっていて、行ってこいよ!という懐の深さを描いている」という。
- 光芒
- トラベリンメンのテーマ
- レコーディングではとにかく沢山曲を入れようということで、最後に製作された楽曲。松本曰く「お遊びソング」で、同系の曲として「もうかりまっか」や「BIG」を挙げている。
- エンジニアのジェイ・バウムガードナーが持って来た、ザ・ビートルズのレコーディングに関する本がきっかけになってレコーディングされた曲。ドラマーのシェーン・ガラースは、その中に書いてあるリンゴ・スターのマイキングを参考にし、ベーシストのショーン・ハーレーは、ポール・マッカートニーの使用ベースとして有名な、カール・ヘフナーのヴァイオリンベースを使用して、ビートルズ・スタイルでレコーディングを行ったという。そして、本の通りやったら、ちゃんと出来たので感動したという。
- オレとオマエの新しい季節
- 永遠の翼
- 43rdシングル。2006年に制作されたこの楽曲が、本作の起点だったという。
- BUDDY
- 前作『MONSTER』のデッドストックで、『B'z LIVE-GYM 2006 "MONSTER'S GARAGE"』ツアーの客出し曲に使われた。
本作の収録に当たり、歌詞やアレンジが一部変更されている。間奏のラップは「ギター・ソロにいく前に、ちょっとエフェクト的に何か入れよう」という提案で追加された。稲葉は、「最後に来て、また次にどっかに繋がっていったらいいな」とコメントしている。松本は、今回この曲のレコーディングに、本人仕様のサドウスキーのギターを使っており、以後ライブでも度々使われている。
- 前作『MONSTER』のデッドストックで、『B'z LIVE-GYM 2006 "MONSTER'S GARAGE"』ツアーの客出し曲に使われた。
[編集] 参加ミュージシャン
- 松本孝弘:ギター・全曲作曲・編曲
- 稲葉浩志:ボーカル・全曲作詞・編曲
- ジェレミー・コルソン:ドラム(#1.3-6.8.10-12.15)
- シェーン・ガラース:ドラム(#2.7.9.13.14.17)
- ジョシュ・フリーズ:ドラム(#16)
- ショーン・ハーリー:ベース(#2.5.9.10.12-14.16.17)・ウッドベース(#2)
- ロバート・ディレオ:ベース(#3.11)
- ホアン・アルデレッテ:ベース(#1.4.6.8.15)
- 徳永暁人:ベース(#7)・コーラス(#12.14)・編曲(#10.16)
- 小野塚晃:オルガン(#3.6.8.10.14.17)・ピアノ(#4.8.9.11)・ウーリッツァー(#11)
- 大田紳一郎:コーラス(#12.14)
- TAMA STRINGS:ストリングス(#9.11-13.16)
- 石橋尚子:ストリングス(#9.11-13)
- HIROMI ISODA:ストリングス(#16)
- 勝田かず樹:サクソフォーン(#10.12)
- 佐々木史朗:トランペット(#10.12)
- 小林太:トランペット(#10.12)
- 河合わかば:トロンボーン(#10.12)
- 斎藤ノブ:コンガシェーカー&タンバリン(#15)
- 池田大介:編曲(#3.4.7.15.17)
- 寺地秀行:編曲(#1-6.8-15.17)
[編集] その他
本作のバンドスコアは、2007年現在唯一のCPD(コピーガードが施されたPDF)形式のデジタル書籍のみ販売されている。ちなみに、今までのバンドスコアが約3,000~4,000円だったのに対し、このスコアは1曲420円(つまり、17曲全部買うと7,140円)と、かなり高価になっている。
[編集] 脚注
- ^ 「B'z、オリコン主要6部門制覇の金字塔」ORICON STYLE、2007年12月11日。
- ^ 本作に収録されなかったデッドストックは、後に「National Holiday」「The Runner」(「Dawn Runner」)と続々判明。
- ^ a b c 『What's in?』2007年12月号。
- ^ a b c 『CDでーた』2007年12月号。
- ^ 「僕には君がいる」「なんという幸せ」「オレとオマエの新しい季節」「BUDDY」の4曲。
- ^ Be with! vol.76より
[編集] 関連項目
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