長冠

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鳥山石燕百器徒然袋』より「長冠」

長冠(おさこうぶり)は、日本妖怪で、長い間使われ続けたに魂が宿り、妖怪と化したもの。その姿は鳥山石燕の妖怪画集『百器徒然袋』に記されており、手にを持っている。

かつては冠は任官辞官の証とされたことから、保身のために冠をずっと手放さないようなよこしまな者の冠が化けた妖怪との説がある[1]。また『百器徒然袋』のほとんどの妖怪は、石燕が『徒然草』や漢籍をもとにして創作したものとされ、この長冠もそうした創作物ともいわれる[2]

脚注[編集]

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  1. ^ 鳥山石燕 『鳥山石燕画 図百鬼夜行全画集』 角川書店角川ソフィア文庫〉、2005年、268頁。ISBN 978-4-04-405101-3
  2. ^ 村上健司編著 『妖怪事典』 毎日新聞社2000年、79頁。ISBN 978-4-620-31428-0