輝水鉛鉱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
輝水鉛鉱
輝水鉛鉱 (黒色部分)
輝水鉛鉱 (黒色部分)
分類 硫化鉱物
化学式 MoS2
結晶系 六方晶系
へき開 一方向に完全
モース硬度 1 - 1.5
光沢 金属光沢
鉛灰色
条痕 鉛灰色
比重 4.7
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
テンプレートを表示

輝水鉛鉱(きすいえんこう、molybdenite)はモリブデン硫化鉱物。モリブデンの名はこの鉱物に由来する。

化学組成二硫化モリブデン(MoS2)で、比重4.7、モース硬度1-1.5、晶系は六方晶系。

見た目は雲母石墨に類似しており、これらと同様に完全な劈開を持つが、条痕色(青黒)により区別可能。微量のレニウムを含む。

産出[編集]

おもに、高温型の熱水鉱床に石英に伴って産する。風化するとケヒリン石(koehilinite)という二次鉱物を生じる。

用途[編集]

モリブデンの原料、二硫化モリブデンの原料。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]