谷口陸男

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谷口 陸男
人物情報
生誕 (1914-06-20) 1914年6月20日
日本の旗 日本三重県
死没 1988年10月21日(1988-10-21)(74歳)
出身校 東京帝国大学
学問
研究分野 文学(アメリカ文学)
研究機関 神戸大学東京大学
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谷口 陸男(たにぐち りくお、1914年6月20日 - 1988年10月21日)は、日本のアメリカ文学者、翻訳家

経歴[編集]

1914年、三重県生まれ。東京帝国大学文学部英文科を卒業。

神戸大学助教授ののち、東京大学教養学部教授を務めた。1975年に東京大学を定年退官し、その後は大谷女子大学中京大学教授として教鞭をとった。1987年、東京大学名誉教授となった。

研究内容・業績[編集]

英米文学のうち、ロスト・ジェネレーションの米国作家たちを主な研究対象とした。ヘミングウェイヘンリー・ミラーなどの翻訳を手掛けた。

著作[編集]

著書[編集]

  • 『文明憎悪の文学者 アンブローズ・ビァス』(研究社出版) 1955
  • 『失われた世代の作家たち 20世紀アメリカ作家論』(南雲堂) 1955
  • 『ヘミングウェイの肖像』(南雲堂) 1956
  • 『ヘミングウェイ研究』(三笠書房、ヘミングウェイ全集別巻) 1956
  • 『アメリカの若者たち その文学的映像』(岩波新書) 1961
  • 『アメリカ文学の世紀末』(編、南雲堂) 1983

翻訳[編集]

アーネスト・ヘミングウェイに関するもの[編集]

  • 『勝者には何もやるな』(ヘミングウェイ、三笠書房、「全集」1) 1955
  • 武器よさらば』(ヘミングウェイ、岩波文庫) 1957
  • 『ヘミングウェイ短篇集』(ヘミングウェイ、研究社出版) 1957
  • 日はまた昇る』(ヘミングウェイ、岩波文庫) 1958
  • 『死者の博物誌 / 密告』(ヘミングウェイ、岩波文庫) 1972
  • 『インディアン部落 / 不敗の男』(ヘミングウェイ、岩波文庫) 1972
  • 『ヘミングウェイ短篇集』(ヘミングウェイ、岩波文庫) 1987

脚注[編集]