西境町 (刈谷市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 愛知県 > 刈谷市 > 西境町
西境町
日本の旗 日本
都道府県 愛知県
刈谷市
人口
(2019年5月1日)
 • 合計 1,837人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
448-0006
市外局番 0566
ナンバープレート 三河

西境町(にしざかいちょう)は、愛知県刈谷市町名。2019年5月1日時点の人口は1,837人[1]郵便番号は448-0006[2]

地理[編集]

刈谷市の北部に位置している[3]。北や西は境川を境に豊明市と、東は井ケ谷町と、南は発杭川を境に東境町今川町と接している[3]。西境町の北部を愛知県道239号岡崎豊明線が横断している[3]。愛知県道239号に沿って古くからの集落が形成されており、その南側には農地が広がっているが、さらに南側には新しい住宅地が形成されている[3]。2003年(平成15年)には農地を横断するように伊勢湾岸自動車道が建設された。

歴史[編集]

近世には碧海郡西境村だったが、1889年(明治22年)には町村制を施行し、東境村や井ケ谷村が合併して境村の一部となった。1906年(明治39年)には富士松村の一部となり、1955年(昭和30年)には刈谷市の一部となった。

1989年(平成元年)時点の世帯数は725、人口は2,399だった[3]

施設[編集]

  • 酒井神社 - 村社[3]。境内の北側を鎌倉街道が通っていた[4]徳川家の重臣である酒井氏発祥の地とする説がある[4]
  • 長善寺 - 浄土宗西山禅林寺派の寺院[3]。延享2年(1745年)に現在地に移転[4]
  • 永福寺 - 曹洞宗の寺院[3]。文亀2年(1502年)創建とされる[4]池大雅が書いた木額は刈谷市指定文化財[4]
  • 観音寺 - 曹洞宗の寺院[3]。創建年は不明[4]。1886年(明治19年)頃に境学校が置かれた[4]池大雅が書いた木額は刈谷市指定文化財[4]
  • 西境児童遊園 - 1979年(昭和54年)開設[5]。1,506平方メートル。
  • 西境中央児童遊園 - 1987年(昭和62年)開設[5]。1,167平方メートル。
  • 後口児童遊園 - 1985年(昭和60年)開設[5]。492平方メートル。
  • 菖蒲池遊園 - 1992年(平成4年)開設[5]。582平方メートル。
  • 水の館「アクアルームかりや」 - 浄水管理事務所[3][6]
  • 刈谷市営西境住宅 - 1964年度(昭和39年度)-1968年度(43年度)建設。
  • 敷島製パン刈谷工場 - 1962年(昭和37年)操業開始[7]。2018年(平成30年)にはパン業界で初めて事業所内保育施設を整備[8]

脚注[編集]

  1. ^ 町別人口 刈谷市
  2. ^ 郵便番号検索 愛知県刈谷市の郵便番号一覧”. 日本郵便. 2018年11月4日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j 『角川日本地名大辞典 23 愛知県』p. 1667
  4. ^ a b c d e f g h 歴史の小径 鎌倉街道周辺 刈谷市
  5. ^ a b c d 刈谷の公園 刈谷市
  6. ^ 水の館「アクアルームかりや」 刈谷市
  7. ^ 沿革 敷島製パン
  8. ^ 刈谷工場に事業所内保育施設「Pascoかりや保育園」を7月4日に開園しました 敷島製パン、2018年7月4日

参考文献[編集]

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年

外部リンク[編集]

  • ウィキメディア・コモンズには、西境町 (刈谷市)に関するカテゴリがあります。