血の来訪者

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血の来訪者
野獣死すべし第三部 血の来訪者
1961年初版
1961年初版
著者 大藪春彦
イラスト 田中英一郎(装幀[1]
発行日 1961年2月28日
発行元 新潮社
ジャンル ハードボイルド
日本の旗 日本
言語 日本語2段組
形態 四六判ハードカバー
ページ数 273
前作 鉛の腕
次作 死への逆流
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血の来訪者』(ちのらいほうしゃ)は、大藪春彦ハードボイルド長編小説。副題「野獣死すべし第三部」。

1960年に「週刊新潮」に連載。書き下ろし部分を加えて、翌年に新潮社から単行本が刊行された。電子書籍も出版されている。

あらすじ[編集]

伊達邦彦は、大東電気社長令嬢・神野知佐子を手なずけて、企業乗っ取りを企むが、ドライブ中に遭遇した「カミナリ野郎」の銃撃により知佐子が死亡。彼女の死体を始末する一方で、知佐子の父親に脅迫状を送りつけ3000万円の身代金を要求した。警察の罠をかいくぐり、札束をかすめ取ったが、そのあとには苦難の道が待っていた。

登場人物[編集]

  • 伊達邦彦

神野家[編集]

  • 神野洋一
  • 神野知佐子
  • 神野紀代子

三協銀行[編集]

  • 沢田忠雄

新宿興信所[編集]

  • 津村
  • 野田久子

出版履歴[編集]

※書名は特記あるものを除き、本項に準ずる。

脚注[編集]

  1. ^ 「デザイン実験室えこうむ」所属
  2. ^ 『血の来訪者』新潮文庫 大坪直行解説 P432

関連項目[編集]