菊地達也

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菊地 達也(きくち たつや、1969年9月12日[1] - )は、日本のイスラム学者東京大学教授。専門はイスラーム思想史

来歴[編集]

山形県天童市生まれ[1]山形県立山形東高等学校[2]、1992年東京大学文学部イスラム学科卒業、1998年同大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、「イスマーイール派の神話と哲学 -ハミードゥッディーン・キルマーニーの思想を中心として」で博士(文学)。2004年神田外語大学専任講師、2008年准教授、2013年東京大学人文社会系研究科准教授。2005年の『イスマーイール派の神話と哲学』で中村元賞受賞。

著書[編集]

  • 『イスマーイール派の神話と哲学 イスラーム少数派の思想史的研究』岩波書店、2005
  • 『イスラーム教「異端」と「正統」の思想史』講談社選書メチエ、2009
  • 『図説 イスラム教の歴史』河出書房新社、2017
  • 『ドゥルーズ派の誕生 聖典『英知の書簡集』の思想史的研究』刀水書房、2021
監修

翻訳[編集]

  • マリーズ・リズン『1冊でわかる イスラーム』岩波書店、2004
  • ジョン・L. エスポズィト(編集)『オックスフォード イスラームの辞典』朝倉書店、2020

脚注[編集]

  1. ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.312
  2. ^ 『サンデー毎日』1988年4月3日「東大合格者高校別一覧」

参考[編集]