聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ

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聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ
The St. Valentine's Day Massacre
監督 ロジャー・コーマン
脚本 ハワード・ブラウン
製作 ロジャー・コーマン
ナレーター ポール・フリーズ
出演者
音楽 ライオネル・ニューマン
撮影 ミルトン・R・クラスナー
編集 ウィリアム・B・マーフィー英語版
製作会社 ロス・アルトス・プロダクションズ
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1967年6月30日
日本の旗 1967年7月29日
上映時間 100分
製作国 アメリカ合衆国の旗
言語 英語
製作費 $2 million[1]
興行収入 $1.7 million (US/CA)[2]
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聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ(せいバレンタインのぎゃくさつ/マシンガン・シティ、en:The St. Valentine's Day Massacre)は、1967年に公開されたアメリカ合衆国のギャング映画

映画は1929年アル・カポネの指揮で起きた聖バレンタインの虐殺を元にしている。

監督ロジャー・コーマン。脚本ハワード・ブラウン。出演ジェイソン・ロバーズラルフ・ミーカージョージ・シーガルデヴィッド・キャナリー英語版

これまで低予算のB級映画を作り続けてきたコーマンが20世紀フォックスの支援で、これまでで最大の予算(推定250万ドル)を与えられ作られた[3]ポール・フリーズによるナレーションで事件に至るまでの出来事をドキュメンタリードラマ形式に描いている。コーマン曰く、『最も正確で史実に基づいたギャング映画』を作ることができたと語っており、事実多くの部分が歴史的詳細に表現されており、ノンフィクションドラマとしての評価が高い。

若手時代のブルース・ダーンジャック・ニコルソンなども出演していたことで知られている。

あらすじ[編集]

狂騒の20年代、シカゴで2つのライバルギャングの間で抗争が勃発する。サウスサイド・ギャングのボスは悪名高いアル・カポネで、宿敵ノースサイド・ギャングのボスであるジョージ・モランの活動の拡大に憤慨していた。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
TBS
アル・カポネ ジェイソン・ロバーズ 小林清志
ピーター・グーゼンバーグ英語版 ジョージ・シーガル 青野武
ジョージ・モラン ラルフ・ミーカー 仁内建之
マートル・ゴーマン ジーン・ヘイル英語版 渡辺知子
ジャック・マクガーン クリント・リッチ英語版 伊武正巳
ニック・ソレッロ フランク・シルヴェラ  矢田耕司
フランク・グーゼンバーグ英語版 デヴィッド・キャナリー英語版 木原規之
ジョニー・メイ ブルース・ダーン 仲木隆司
フランク・ニッティ ハロルド・ストーン 水鳥鉄夫
ジェームズ・クラーク カート・クルーガー英語版 飯塚昭三
チャールズ・フィシェッティ ポール・リチャーズ英語版 加藤修
グージック ジョー・ターケル 緑川稔
アダム・ヘイヤ― ミルトン・フローム英語版 沢りつお
ジョー・アイエロ アレクサンダー・ダーシー英語版 兼本新吾
テッド・ニューベリー トム・リース英語版 西山連
ランズマン夫人 島木綿子
アイリーン 鈴木れい子
ナレーション ポール・フリーズ   黒沢良
演出 長野武二郎
翻訳 大野隆一
効果
調整 甲野博資
制作 ニュージャパンフィルム
解説
初回放送 1973年2月11日
サンデービッグプレゼント
20:00-21:30

脚注[編集]

  1. ^ Solomon, Aubrey. Twentieth Century Fox: A Corporate and Financial History (The Scarecrow Filmmakers Series). Lanham, Maryland: Scarecrow Press, 1989. ISBN 978-0-8108-4244-1. p255
  2. ^ "Big Rental Films of 1967", Variety, 3 January 1968 p 25. Please note these figures refer to rentals accruing to the distributors.
  3. ^ Corman p 126

参考文献[編集]

  • Corman, Roger; Jerome, Jim (1988). How I Made a Hundred Movies in Hollywood and Never Lost a Dime. DaCapo Press