線状集落

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線状集落として発展した、カナダケベック州セントローレンス川沿いの集落シャンプラン (Champlain)。
Picture of Victoria City
ヴィクトリア市を描いた、1860年代前半の絵。
Map of Victoria City (and Kowloon across the Victoria Harbour)
ヴィクトリア市、およびヴィクトリア湾の対岸に位置する九龍市を描いた、1915年の地図。

線状集楽(せんじょうしゅうらく)、線形集楽(せんけいしゅうらく、英語: linear settlement)は、長い線のような形状をとる、(通常は小規模から中規模の)集落、ないしは建物群を指す地理学の用語[1]。多くの場合は、道路河川運河といった交通路に沿って発達しているが、香港ヴィクトリア市のように、海岸線や山地丘陵峡谷など、地形的な制約からこの形状をとる例もある。線状集落には、明確な集落の中心となる道路の接続点や集落中心の緑地(グリーン)にあたるものが明瞭ではないこともある[2]。線状集落は細長い形状をとる。交通路沿いに形成される線状集落の場合、集落の成立より先に交通路が成立しているのが普通であり、宿駅などの機能をもった線状集落が交通路沿いに発達する。多くの場合は、1本の街路を挟んで両側に建物が並ぶことになり、イングランドノーフォーク州マイルハム (Mileham) の集落は、その典型である。この段階からさらに集落の成長が続けば、主要街路から脇に入って行く街路が発達して、少し離れた区域の市街化が進むことになる。マージーサイド州サウスポートは、このように発達した集落の例である。

線状集落の形成は、町が主要交通路沿い外へ向かって拡大していくリボン・デベロップメント (ribbon development) と対比される。

街村[編集]

街村(がいそん、英語: linear village)は、線状集落の形態をとるを指す表現である[3]

さらに日本語では、門前町市場町宿場町など交通路の活動に関係が深い商業的性格が強いものを「街村」、農家が沿道に集中するものを「路村(ろそん)」として、使い分ける場合もある[4]

脚注[編集]

  1. ^ English heritage thesaurus, 23-05-2013
  2. ^ Linear settlements, 23-05-2013
  3. ^ geograph, SE0817 : Outlane - a linear village, 23-05-2013
  4. ^ 百科事典マイペディア『街村』 - コトバンク

関連項目[編集]

外部リンク[編集]