生命表

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生命表(せいめいひょう)または死亡表(しぼうひょう)あるいは死亡生残表(しぼうせいざんひょう)とは、人口統計学の分野においては年齢別・男女別などに類別し、それぞれの年齢別・性別に次の誕生日までの間の生存率・死亡率および平均余命などを示した表のことである。イギリスのチャールズ・バベッジによって作成された[要出典][1]

また、生態学の分野でも生物各種についての同様な情報をまとめたものをこう呼ぶ。

生命関数の定義[編集]

生命表の中であらわれる生命関数を以下にまとめる。

  • 生存率 npx、死亡率 nqx
    • ちょうど x 歳に達した者が x + n 歳に達するまで生存する確率(生存率)を npx で表し、x + n 歳までに死亡する確率(死亡率)を nqx で表す。定義から明らかに、npx + nqx = 1 が成立する。
  • 生存数 lx:x 歳に達するまで生きると期待される者の数
    • これを用いると生存率 npx は、_n p_x = \frac{l_{x + n}}{l_x} と表すことができる。
  • 死亡数 ndx
  • 定常人口 nTx
    •  T_x = \int_{x}^{\infty} l_t \, dt

で与えられる。

生命表の種類[編集]

国民生命表
国民の人口統計をもとに作成される生命表。国勢調査に基づく「完全生命表」が正確な人口統計に基づくものといえるが、完全生命表は 5 年ごとにしか作成されないため、推計人口に基づく簡略計算をした「簡易生命表」が毎年作成されている。
経験生命表
全国民ではなく、一部の統計をもとに作成される生命表。代表的なものとして、日本の民間生命保険会社の契約の死亡統計に基づいて作成される「生保標準生命表」が挙げられる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ BABBAGE, Charles.(1886) A comparative view of the various institutions for the assurance of lives, London.