牛痘

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ジェームズ・ギルレー英語版による、当時の巷説を反映した風刺画(1802年)。種痘を受けた人々の体から牛が生えている。

牛痘(ぎゅうとう、: cowpox)は、牛痘ウイルス感染を原因とする感染症。牛痘ウイルスはポックスウイルス科オルソポックスウイルス属に属するDNAウイルスであり、ネコ科動物、ヒト、牛など種々の動物を宿主とする。ネコ科動物では感受性が高い。症状として丘疹結節水疱膿疱を形成する。

ヒトでは症状が軽く、瘢痕も残らず、しかも近縁である天然痘ウイルスに対する免疫を獲得できるので、18世紀末にエドワード=ジェンナーにより種痘に用いられた。天然痘ウイルス牛痘ウイルスと同じポックスウイルス科オルソポックスウイルス属に属しているためで、牛痘ウイルスと天然痘ウイルスのDNA塩基配列も極めて酷似していることが判明している。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 清水悠紀臣ほか 『動物の感染症』 近代出版 2002年 ISBN 4874020747

外部リンク[編集]