渡辺あきお

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渡辺 あきお(わたなべ あきお、1949年 - )は、日本のイラストレーター画家絵本作家挿絵画家。本名は渡辺秋夫。デビュー時は渡辺安芸夫という名で活動していたが、1980年代後半より渡辺あきおに変更。幼児向けの絵本ではわたなべあきおという名も使用する。動物を主人公とした絵を多く描く。日本児童出版美術家連盟会員。福島県三春町出身。

来歴[編集]

福島県田村郡三春町に生まれる。

虫プロダクションでアニメーションの製作に携わる。フォルム洋画研究所で絵画について学び、挿絵画家、イラストレーターとして仕事をする。

TBS系列『まんが日本昔ばなし』(MBS制作)で美術背景を担当する。また、油彩の制作をしながら絵本、挿絵、装丁などを手がけた。その中にはNHKラジオ第二放送「フランス語講座」テキストの表紙(1998年度)も含まれる。

手がけた本や絵本、紙芝居、ポストカードブックなどは2016年までに130作品以上を数える。日本動物愛護協会、日本動物福祉協会、日本ユニセフ協会のカードにイラストを提供するなどボランティア活動へも参加している。

2000年に画集『猫のおしゃべりと海の向こうで見た風景』、2002年に第2画集『猫と出会った風景』を刊行する。

賞歴[編集]

  • 1987年:第3回須藤克三記念北の児童文学賞特別賞・団体賞(『疏水と小林久敬』(山崎義人著))
  • 1993年:1993年度横浜赤い靴文化賞特別賞(絵本『ジャンボゴリラとこどもたち』(こやま峰子作))

出典・参考文献[編集]

  • 中西敏夫 編『児童文学者人名辞典・日本人篇 下巻』出版文化研究会、1999年。ISBN 978-4921067021 [要ページ番号]

外部リンク[編集]