法学マギスター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

法学マギスター(ほうがくマギスター、Magister Juris)は、いくつかの国で授与される法学学位である。略称は「MJur」、「M.Jur.」、「mag.iur.」など。

英語圏[編集]

いくつかの英語圏の大学においては、大学院レベルの学位であり、法学マギスター課程への入学には、学部レベルの法学の学位が必要である。この点でLLMに相当する。

オックスフォード大学では、一年の修士レベルの課程によって取得できる。これは実務的なプログラムであるという点で同大のシビルロー学士課程ど同等であるが、英米法圏で、学部レベルの法学の学位を取得してる学生にはシビルロー学士が、大陸法圏からの学生には、同じ課程によって法学マギスターが授与される[1]

マルタ大学では法学マギスターはLLMと同等の修士レベルの学位である[2]

ドイツ[編集]

歴史的に、ドイツの法学生は課程を修了しても学位を与えられなかった。その代わりに、通常四年か五年の課程の後に、大学ではなく、各州の司法省が実施する第一次法学国家試験を受験していた。しかし近年では、いくつかの大学が第一次国家試験を合格した学生に法学マギスターを与え始めている。これは、他の分野の修士課程と同等の課程であることを示すためである。 ケルン大学[3]ボーデン大学[4]。他のドイツの大学では法学マギスターに相当する 法学ディプロームを国家試験合格者に授与するところもある。

オーストリア[編集]

オーストリアの法学生は全課程の修了により法学マギスターを授与される。ボローニャプロセスによって、学位の標準化が義務付けられたにもかかわらず、法学分野では学士号は導入されず、最初の学位として法学マギスターを与える伝統的システムが固持されている。

脚注[編集]

関連項目[編集]