歌川貞升

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男作五雁金』(おとこだていつつかりがね)を演じる五代目市川海老蔵 。国升(貞升)画。

歌川 貞升(うたがわ さだます、生没年不詳)とは、江戸時代大坂浮世絵師

来歴[編集]

初代歌川国貞の門人。姓は三谷。五蝶亭、五蝶斎、一樹園と号す。大坂船場の素封家であった。はじめは貞升と称し、国貞が三代目歌川豊国を襲名した後、国升と改名した。天保から嘉永にかけて歌川派風の役者絵風景画、肉筆画などを描き、殊に天保期に描かれた版画は少なくない。晩年は四条派の画風に転向した。貞升は肉筆画においても相当優れた手腕を発揮しており、歌川派風の役者絵、肉筆画を大坂に広めた功労者の一人にあげられる。門人も多く長谷川貞信哲斎信勝歌川貞芳歌川貞丸、貞雪、貞勝らがいる。

作品[編集]

  • 「浪花天保山風景」 大判錦絵4枚続 ※天保4年(1833年)ごろ
  • 「源牛若丸・三代目中村芝翫 弁けい・四代目中村歌右衛門」 大判錦絵2枚続 ※天保8年9月、中の芝居『鬼一法眼三略之巻』より
  • 「由良之助・勘平・定九郎 四代目中村歌右衛門」 大判錦絵3枚続 ※天保9年正月、中の芝居『仮名手本忠臣蔵』より
  • 『落噺千里藪』 ※噺本、花枝房円馬作
  • 「七世団十郎諸芸図巻」 絹本着色 巻子本一巻 ボストン美術館所蔵 ※天保年間、20場面を描く

参考文献[編集]

  • 藤懸静也 『増訂浮世絵』 雄山閣、1946年 ※近代デジタルライブラリーに本文あり。207 - 208頁、139 - 140コマ目。
  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
  • 吉田漱 『浮世絵の見方事典』 北辰堂、1987年 ※141頁

関連項目[編集]