楽屋真打

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楽屋真打(がくやしんうち)は、芸人の仲間内で、楽屋などで話す内容は面白く、評価が高いにもかかわらず、一般の観客にはなかなかうけず、評価が低い芸人を指す表現。

楽屋真打と称された芸人の例[編集]

  • 有吉弘行 - 猿岩石解散後、再ブレイクするまでの間の時期に、高田文夫から「楽屋真打」と称された[1]。高田に、楽屋での毒舌、イジりが「楽屋で一番面白い。楽屋真打だ」と褒められたことで、不遇だった有吉は自信を持ったとされる[2]
  • 古坂大魔王 - 「ピコ太郎」がブレイクし、その正体が古坂であることが紹介される記事において、爆笑問題田中裕二が古坂を「"楽屋真打" の代表選手みたいな人」と評したことがしばしば言及された[3][4]
  • 春風亭勢朝 - 落語家ゴシップをネタにした「楽屋噺」を得意とすることから、「おしゃべりの勢朝」、「楽屋真打」[5]、また打ち上げの方が面白いとして「打ち上げ上手」などと称されている[6]

脚注[編集]

  1. ^ ゆかいな有吉プレミアム”. 名古屋テレビ放送. 2016年11月20日閲覧。
  2. ^ 佐々木直まる (2012年4月18日). “【エンタがビタミン♪】「高田先生、心配なんだよね」。毒舌王・有吉弘行、不遇時代の恩師・高田文夫を気遣う。”. メディアプロダクツジャパン. 2016年11月20日閲覧。
  3. ^ 東京お笑いシーンの支柱だった古坂大魔王、ピコ太郎のPPAPブレイクは不本意?”. ORICON STYLE (2016年10月21日). 2016年11月20日閲覧。
  4. ^ ピコ太郎と古坂大魔王は同一人物? 二人のエピソードを公開!”. ニュースポ24 (2016年11月17日). 2016年11月20日閲覧。
  5. ^ 春一番 ぶっちぎり落語三人衆 2002年3月24日(日)”. コトニ・ネット. 2016年11月20日閲覧。
  6. ^ 春風亭勢朝の野次雑言! 2003年10月28日「無我無我無我」”. 春風亭勢朝. 2017年4月17日閲覧。

関連項目[編集]

  • 真打 - 曖昧さ回避
  • 稽古場横綱 - 稽古では滅法強いのに、本場所で星数を上げずに番付の低い大相撲力士の例え(五ツ嶋奈良男など)。
  • ブルペンエース - ブルペンではエースのように良い投球をするのに、試合のマウンド上では振るわない投手の例え。
  • 調教番長 - 調教では好タイムを記録するのに、レースでは勝ちきれない競走馬の例え。