尻餅 (菓子)

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尻餅(しりもち)は、北海道様似町菓子。パッケージには「銘菓」ならぬ「迷菓」と記されている[1][2]

1980年代に地域振興運動として一村一品運動が広まる。当時の北海道知事横路孝弘の提唱もあり、様似町でも新しい名産品を考案することにあった。それまで様似町の土産は海産物が定番であったが、何か変わったものができないかと検討を行った。様似駅日高本線の終着駅、すなわち「どん尻」であること、検討を行っていた際に酒に酔って出た話題に「“尻餅をついた”というけど、ついた餅は見たことがない」と話が出た[1]。この酒の席での話を元に、様似町にある昭和初期創業の老舗菓子屋「梅屋」の二代目である平田能久(ひらた よしひさ)が考案した[1][3]

手作りであるため、わずかな力加減や、尻の割れ目の刻み加減、柔らかさの違いにより、個々の尻餅の見た目は、微妙に異なっている[3]

2017年6月に中島公園で開催された北海道神宮例祭「札幌まつり」に併せて、札幌パークホテル駐車場で開催された「ドキドキFOODパーク 2017」では、尻餅とSTVラジオとでコラボレーションしアナウンサーの高山幸代の尻をイメージした「尻ツン餅」が数量限定で販売された[4]

商品[編集]

  • 尻餅
  • おしり愛 - 尻餅の2個セット[1][2]

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 観月陸 (2014年3月23日). “北海道なら、かわい過ぎる究極の美尻が食べられる!? その名も「尻餅」とか”. マイナビニュース. 2018年3月6日閲覧。
  2. ^ a b c 『北海道ツーリングパーフェクトガイド2017』学研プラス、2017年、92頁。ISBN 9784059161608 
  3. ^ a b かとうけいこ (2016年8月17日). “様似町の尻餅の誕生秘話”. 北海道新聞. 2018年3月6日閲覧。
  4. ^ 今日から開催!初夏の風物詩「札幌まつり」&道内各地の美味しい物が大集合「ドキドキFOODパーク2017」”. 札幌テレビ放送 (2017年6月14日). 2018年3月6日閲覧。