八坂神社 (甲賀市)

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八坂神社
所在地 滋賀県甲賀市水口町嶬峨1606
位置 北緯34度57分2.125秒 東経136度11分48.537秒 / 北緯34.95059028度 東経136.19681583度 / 34.95059028; 136.19681583座標: 北緯34度57分2.125秒 東経136度11分48.537秒 / 北緯34.95059028度 東経136.19681583度 / 34.95059028; 136.19681583
主祭神 素盞鳴命聖武天皇神武天皇
創建 (伝)794年
本殿の様式 一間社流造
例祭 5月1日川枯祭
主な神事 1月7日的山のおこない
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八坂神社(やさかじんじゃ)は、滋賀県甲賀市水口町嶬峨にある神社である。

歴史[編集]

社伝によると、郷土開拓の祖神である川枯神を勧請し、794年天平21年)左大臣橘諸兄公(さだいじんたちばなのもろえ)が隣接する千光寺伽藍を造営する際、仏法擁護のために社殿を造営したと伝わる[1]

932年承平2年)、神徳布施の故をもって、儀俄大宮の号を賜り、現在の地に社殿を建立[1]

本殿は1439年永享11年)に建立[1]。嶬峨大宮千光寺雑録によると、1587年天正15年)に本殿は再建されたと記され、様式手法とも一致している。

1721年享保6年)、1866年慶応2年)の修理を経て、1959年昭和34年)に解体修理が実施された[1]

平安時代には川枯神社と呼ばれ、のちの嶬峨大宮(ぎかおおみや)、午頭天王(ごずてんのう)神社、現在は八坂神社と呼ばれている[2]

祭神[編集]

素盞鳴命聖武天皇神武天皇[1]

祭事[編集]

  • 川枯祭 - 5月1日[1]
    • 前日 - 初老の厄男が獅子頭を持つて氏子全戸を廻る
    • 当日 - 午前中に祭典、午後からは神輿渡御(元禄模様の衣装を着けた若衆60人が野洲川を渡る)
  • 的山のおこない - 1月7日
    • 宮座としてその家の長男の息災延命・家運隆昌を祈願するもの等。見学は不可。

境内社[編集]

  • 天神社
  • 熊野社
  • 川枯社
  • 八幡社
  • 八坂社

文化財[編集]

重要文化財(国指定)[編集]

  • 本殿 - 一間社流造、檜皮葺[2]

市指定文化財[編集]

  • 神像 - 平安時代作[2]
  • 下馬橋 - 1699年(元禄12年)雨乞い祈願成就のお礼として氏子から奉納されたもの。凝った造りの反橋。

境内[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 神社紹介>八坂神社(ヤサカ)~(嵯峨大宮)”. 滋賀県神社庁. 2019年9月30日閲覧。
  2. ^ a b c 甲賀市史 第8巻 甲賀市事典. 甲賀市. (2016年12月12日). p. 49