レ・タン・モデルヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

レ・タン・モデルヌ』(: Les Temps modernes、「現代」の意)は、ジャン=ポール・サルトルが創刊した政治文学哲学の雑誌である。

『レ・タン・モデルヌ』誌は1945年10月に、サルトルボーヴォワールらによって創刊された。「政治的社会的事件が起こるごとに、われわれの雑誌は一々の場合に応じて立場を明らかにする。政治的にそうするのではない。すなわちどの政党に仕えるのでもない。そうではなくて、目前の主張がよって立つところの人間観に従って意見を述べる」という創刊の辞に示された「アンガージュマン[1]」(仏:engagement)の思想は、戦後一貫して世界の行動する人々に、大きな影響を与え続けている。

1986年10月号以降は、ナチス強制収容所を扱った記録映画ショアー』(1974〜85)の監督などで知られるクロード・ランズマン(Claude Lanzmann)が編集長を務めている。1998年には『レ・タン・モデルヌ50周年記念号』(緑風出版より邦訳)を発刊。2000年、サルトル没後20年特集を2回にわたって組んだ。世界の動向に鋭い分析を加えるという当初からの基本的な編集方針は現在も堅持され、同誌はさまざまな話題に接近している。

創刊[編集]

1944年に編集委員会が結成された。次の人々が名を連ねている。

アンドレ・マルローアルベール・カミュはそれぞれ異なる理由で拒否した。

脚注[編集]

  1. ^ 「参加」の意。特に、知識人や芸術家が現実の問題に取り組み、社会運動などに参加すること。
  2. ^ 『新訂版 倫理用語集 ソフィエ ~智を学び夢を育む~』235ページ、清水書院

外部リンク[編集]