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ママコノシリヌグイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ママコノシリヌグイ
Persicaria senticosa
Persicaria senticosa
(2009年7月、大韓民国ソウル特別市
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
: ナデシコ目 Caryophyllales
: タデ科 Polygonaceae
: イヌタデ属 Persicaria
: ママコノシリヌグイ
学名
Persicaria senticosa
(Meisn.) H.Gross[1]
シノニム

Polygonum senticosum
(Meisn.) Franch. et Sav.
Truellum japonicum
Houtt.

和名
ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)、
トゲソバ(棘蕎麦)

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い、学名: Persicaria senticosa)は、タデ科イヌタデ属(またはタデ属)の1年草トゲソバ(棘蕎麦)の別名がある。

和名は、この草のだらけの茎や葉から、憎い継子の尻をこの草で拭くという想像から来ている。韓国では「嫁の尻拭き草」と呼ばれる。漢名刺蓼(シリョウ)。

特徴

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他の草木などに寄りかかりながら性のを伸ばし、よく分岐して、しばしば藪状になる。蔓の長さは1-2m。は赤みを帯びた部分が多く、四稜があり、稜に沿って逆向きの鋭いが並んでいる。

のある三角形互生し、さらに茎を托葉が囲む。葉柄と葉の裏にも棘がある。

5-10月ごろ、枝先に10個ほどのが集まって咲く。花弁に見えるのは萼片で深く5裂し、花被の基部が白色で、先端が桃色。花後には黒色痩果がつく。

分布・生育地

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東アジア中国朝鮮半島から日本の全土に分布する。

やや湿り気のある林縁道端などに生える。

脚注

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  1. ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2012年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月3日閲覧。

参考文献

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  • 平野隆久写真『野に咲く花』林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、372頁。ISBN 4-635-07001-8 
  • 亀田龍吉、有沢重雄『花と葉で見わける野草』近田文弘監修、小学館、2010年、199頁。ISBN 978-4-09-208303-5 

関連項目

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外部リンク

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