マイケル・フリード
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マイケル・フリード(Michael Fried, 1939年 - )は、アメリカ合衆国の美術評論家。ジョンズ・ホプキンス大学人文科学教授。1967年に書いた評論文『芸術と客体性』は、発表以来、モダニズムとミニマリズムについて語られる時には数多く引き合いに出される文献となっている。
芸術と客体性 [編集]
フリードは、その著書『芸術と客体性』で、ある意味美術評論の世界での「それ以前」と「それ以後」を作り出した。歴史学者ペリー・ミラー(en:Perry Miller)が1949年に神学者ジョナサン・エドワーズについて著した『ジョナサン・エドワーズ』の中の、時間の連続性、瞬時性について語られた部分の一節丸ごとの象徴的な引用から始まるこの論文には、冒頭から最後まで主に、取り上げられた作家達の作品と時間の永続性の関係について、それ以前にはなかった独自の見解を絡めて書かれている。この著作の中で擁護された主な作家は、アンソニー・カロ、デイヴィッド・ローランド・スミスであり、批判された作家は、ドナルド・ジャッド、ロバート・モリス、カール・アンドレ、ソル・ルウィット、トニー・スミス等のミニマリズムの芸術家達である。
フリードが影響を受けた美術評論家のクレメント・グリーンバーグの『抽象表現主義以後』からの引用文も当書内に見受けられる。
主な著作物 [編集]
- 『芸術と客体性』 川田都樹子・藤枝晃雄訳
- 『モダニズムはいかに作動するのか』 上田高弘訳
- 『ミニマリズムとポップ以降の美術論』 杉山悦子訳
- 『Absorption and Theatricality: Painting and Beholder in the Age of Diderot(「没入と演劇性:ディドロ時代の絵画と観者」)』(1980年/カリフォルニア大学プレス)
- 『Courbet's Realism (「クールベのリアリズム」)』(1990年/シカゴ大学プレス)
- 『Manet's Modernism (マネのモダニズム)』(1996年/シカゴ大学プレス)
- 『Why Photography Matters as Art as Never Before』 (「なぜ写真はいま、かつてないほど重要なのか」)(2008年/イエール大学プレス)
- 『The Moment of Caravaggio』(カラヴァッジオの瞬間) (2010年/プリンストン大学プレス)