ボンバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ボンバー (ドイツ語: bomber) は主にシューティングゲーム(STG)において用いられる特殊な攻撃のこと。ボム (bomb) ともいわれる。

昨今のシューティングゲーム(特に2Dの縦・横スクロールSTG)において、「ボンバー型シューティングゲーム」といわれる一種のジャンルが定着するに至るまで、ボンバーを用いたシューティングゲームは一般化している。

[編集] 性能や効果

ボンバーは一般的に特殊兵器として扱われることが多く、ボンバーを使用するには筐体に設置された専用のボタンを押すことになる。また「大爆発する爆弾」として表現されることが大半で、その効果もその爆発に似合った効果として描かれるが、ボンバーの性能や効果、設定などは若干異なる。中には爆弾とはまったく関係がない攻撃を行うこともあるが、ボンバーの性質を持つ攻撃であればボンバーとする作品もある。

効果としては、主に以下の二種類が挙げられる。

  • 耐久力が高く、また多量の敵機や弾幕に囲まれた際の攻撃手段として、敵機に大ダメージを与える。
  • 多数の敵弾に囲まれた際の緊急回避手段として、敵の弾幕を相殺する。

なお、これらは爆風に巻き込まれた敵機や敵弾にのみ効果を発揮する場合が一般的となっているほか、ボンバーの多くは上記の二系統の性能を兼ね備えたものとなっている。

また、ボンバーに関する主な付随事項としては、

  • ボンバーを入手するには専用のアイテムを入手する
  • ボンバーを何度も使用できる(多量にストックできる)と、ゲームバランスに影響を及ぼしかねないため、弾数制限がある
  • ゲームクリア時またはステージクリア時などに残りボンバー数がボーナス得点として換算される
  • 使用中は自機が無敵状態となる(敵弾をかき消す効果に付随して、その結果無敵となることが多い)
    • 中には初心者向けの機能として、ミス時に所有するボムアイテムが残っていた場合に、自動的にボンバーを放つ作品がある。

といったものがある。

このような特徴および効果から、ボンバーが使用される状況は限定される傾向にある。ボンバーを一切使用せずにゲームクリアすることを俗にノーボムという。ボンバーの残り使用回数が0でない時にミスをしてしまうことを「抱え死に」と呼ばれる。抱え死には、大半のゲームではボンバーの使用回数を損することが多い。ゲームによってはノーボム、もしくはボンバー使用数が一定以下でクリアしないと2周目に突入できないといったものもある。

ボンバーを撃たないとミスになってしまう、というような場面で適切に撃てることを「ナイスボム」と呼ぶことがある。

また、ボンバーを使わないよりも、適切な場面で使う(いわゆる決めボム)ことによってより高得点を得られるゲームもあり、ハイスコアラーはこの点も見極めてゲームを攻略している。

[編集] ボンバーに関連する主な作品

  • タイガーヘリ - ボンバー型シューティングゲームの基礎となった作品
  • ソニックウィングスシリーズ - 自機によってボンバーの性能が大きく異なる
  • ストライカーズシリーズ - ソニックウイングスの流れを汲むゲーム。「ストライカーズ1999」では、ナイスボムるとボーナスが入るシステムがある。
  • 怒首領蜂シリーズ - 自機の攻撃の状態により、二種類のボンバーを扱える
  • バトルガレッガ - ウェポン(ボンバー)で倒すと点数が高くなる敵がいたり、ウェポンでのみ破壊できて勲章を出す地上物があるため、点数稼ぎの重要なポイントになっている
  • 旋光の輪舞 - 任意に自機を強化できるB.O.S.S.システムがある。敵弾を消せる・使用回数制限がある・ボーナスが加算される、等の特徴から、ボンバーの派生型といえる。
  • シューティング技能検定 - どれだけ危機的な状況でボンバーを発動させるかを競うミニゲーム「ナイスボムれ!」が収録されている。
  • ラッシングビート修羅 - ベルトスクロールアクションゲーム。Xボタンを押してすぐにAボタンを押せばボンバーが発動する(当然回数制限あり)