ホワッツ・ニュー (笠井紀美子のアルバム)

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ホワッツ・ニュー
笠井紀美子スタジオ・アルバム
リリース
録音 1973年2月16日23日[1]
ジャンル ジャズファンクソウル[2]
時間
レーベル CBS・ソニー
プロデュース 伊藤潔
笠井紀美子 アルバム 年表
イン・パーソン
(1973年)
ホワッツ・ニュー'
(1973年)
サンクス・ディア
(1974年)
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ホワッツ・ニュー』(What's New) は、日本の女性ジャズ・シンガー笠井紀美子による、「愛の歌」のスタンダード曲を集めた1973年のアルバム[2][4]。笠井のCBS・ソニーへの移籍後、『サテン・ドール』に続いて発表した2枚目のスタジオ・アルバムである。当時の笠井は、アメリカ合衆国の著名なミュージシャンと共演する録音が多かったが、本作では、日本のジャズ・トリオである菊地雅洋トリオがバックを務めている[4]

CDの時代に入っても久しくCD化されていなかったが、2007年に「昭和ジャズlegend」シリーズの1枚としてSACDハイブリッドで初めてデジタル化され[3][4][5][6]2009年にはブルースペックCDが、それぞれ完全生産限定盤としてリリースされた[7]

トラックリスト[編集]

オリジナル盤LPでは、A面に6曲、B面に5曲が収録されていた[8]

#タイトル作詞・作曲時間
1.バット・ノット・フォー・ミー / But Not for Meジョージ・ガーシュウィンアイラ・ガーシュウィン
2.今日あった人 / Guess Who I Saw Todayマレイ・グランド英語版、エリッセ・ボイド (Elisse Boyd)
3.ザット・オールド・フィーリング / That Old Feelingサミー・フェインルー・ブラウン英語版
4.私からは奪えない / They Can't Take That Away From Meジョージ・ガーシュウィンアイラ・ガーシュウィン
5.ボディ・アンド・ソウル / Body and Soulジョニー・グリーン英語版エドウィン・ヘイマン英語版ロバート・サウア英語版ハンス・エイトン英語版
6.クローズ・ユア・アイズ / Close Your Eyesバーニス・ペトキア
7.バット・ビューティフル / But Beautifulジミー・ヴァン・ヒューゼンジョニー・バーク英語版
8.アイ・ソート・アバウト・ユー / I Thought About Youジミー・ヴァン・ヒューゼンジョニー・マーサー
9.不幸でもいいの / Glad To Be Unhappyリチャード・ロジャースローレンツ・ハート
10.ホワッツ・ニュー / What's New?ボブ・ハガート英語版
11.恋路の果て / The End Of A Love Affair」エドワード・レディング

パーソネル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Kimiko Kasai(笠井紀美子)ホワッツ・ニュー”. ソニー・ミュージックソリューションズ. 2020年4月10日閲覧。
  2. ^ a b Kimiko Kasai – What's New - Discogs (発売一覧)
  3. ^ a b ホワッツ・ニュー (昭和ジャズlegend)”. 国立国会図書館. 2020年4月10日閲覧。
  4. ^ a b c 笠井紀美子 ホワッツ・ニュー”. ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2020年4月10日閲覧。 - 2007年ハイブリッドディスク
  5. ^ 西田浩 (2007年11月2日). “[トピック]昭和ジャズ復刻ブーム 秋吉敏子、ナベサダ、日野皓正…”. 読売新聞・東京夕刊: p. 8. "中でも力を入れているのがソニー。... 高音質な次世代型CD「SACD」のハイブリッド盤(通常のCDとの両用盤)にして、紙ジャケット仕様で再発売を始めた。さらに今年6月から3か月連続で、渡辺貞夫の「ペイザージュ」(71年)、増尾好秋の「バルセロナの風」(69年)など15作品を、同じ仕様で出した。笠井紀美子の「ホワッツ・ニュー」(73年)など2作品は、初めてのCD化となる。"  - ヨミダス歴史館にて閲覧
  6. ^ 笠井紀美子 ホワッツ・ニュー”. sa-cd Lab. 2020年4月10日閲覧。
  7. ^ 笠井紀美子 ホワッツ・ニュー【Blu-spec CD】”. ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2020年4月10日閲覧。 - 2009年ブルースペックCD
  8. ^ Kimiko Kasai – What's New - Discogs - 1973年のLP