ヘルベルト・ヴォールファールト
| ヘルベルト・ヴォールファールト Heinrich Wilhelm Herbert Wohlfarth |
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|---|---|
| 生誕 | 1915年6月5日 |
| 死没 | 1982年9月13日 |
| 所属組織 | |
| 軍歴 | 1933年 - 1945年 |
| 最終階級 | 海軍大尉(Kapitänleutnant) |
ハインリヒ・ヴィルヘルム・ヘルベルト・ヴォールファールト(Heinrich Wilhelm Herbert Wohlfarth[1])は、ドイツ海軍の軍人。第二次世界大戦で活躍したUボートの指揮官のひとり。
目次 |
生涯 [編集]
軍歴のはじまり [編集]
軍歴は1933年4月に始まる。通常の訓練ののち、装甲艦アドミラル・グラーフ・シュペーに乗り組み、一年以上を過ごす。1937年5月、Uボート部隊に配属され、カール・デーニッツのもとで訓練を重ねた。第3潜水隊群で副官を務めたあと、1938年9月にU-16 (German submarine U-16 (1936)) の当直士官となった。
Uボート艦長としての活躍 [編集]
1939年10月19日には、海軍中尉 (Oberleutnant zur See) としてU-14 (German submarine U-14 (1936)) の艦長となった。ヴォールファールトが指揮を執るU-14は、はじめの3回の哨戒行動では、スコットランド・ノルウェー海域で9隻の小さな船を沈めている。4回目の哨戒行動は、北欧侵攻を支援するものであったが、戦果は挙げられなかった[3]。
1940年6月15日には、IIB型UボートであるU-137 (German submarine U-137 (1940)) を受領した。1940年の秋、ヴォールファールトの指揮下U-137は3回の出撃を行い、ヘブリディーズ諸島南側の海域で6隻の艦船(19,557トン)を沈めている。とくに記すべきは、イギリス海軍の武装商船チェシャー (HMS Cheshire) (10,552トン)への魚雷攻撃で、多大な損害を受けたチェシャーは6ヶ月のドック入りを余儀なくされた[3]。
1940年12月15日には、海軍大尉となってU-137を下り、2ヵ月後にVIIC型UボートU556 (German submarine U-556) を受領した。最初の出撃で、U556は大西洋において6隻の艦船(29,552トン)を沈め、このほか4,986トンに損害を与えた[4]。
1941年5月15日、ヴォールファールトは出撃中に騎士十字勲章を授けられている。5月26日、作戦からの復路、イギリス軍の攻撃を受けて戦艦ビスマルクを支援するために全てのUボートを召集する指令を受け取り、ビスケー湾に急行する。ビスマルクと交戦するイギリス海軍の空母アーク・ロイヤル・巡洋戦艦レナウン・戦艦キング・ジョージ5世はU556に気づかないままであり、U556は潜行しながら敵艦の位置を報告し、他のUボートを誘導した[5]。ヴォールファールトは、ビスマルクと英国海軍の夜間戦闘の証言者となっている。
捕虜、そして戦後 [編集]
1941年6月19日、ヴォールファールトはU556で2回目の哨戒作戦に出撃した。しかし、U556はアイスランド南西沖の北大西洋で、英海軍のコルベット・グラジオラスなどによって沈められた。この戦闘で士官1人と兵士4人が死亡し、ヴォールファールト以下ほとんどの乗組員が捕虜となった[6]。
ヴォールファールトはその後6年をイギリスとカナダの捕虜収容所で過ごした。1947年7月14日、ヴォールファールトはドイツに帰国した。
1982年8月13日、ドイツのフィリンゲン (Villingen) で没した(67歳)。
註 [編集]
- ^ “U-Boat Operations”. ubootwaffe.net. 2010年2月16日閲覧。
- ^ 1902年から1921年まで金沢の第四高等学校でドイツ語の教授を務めた人物に、エルンスト・ヴォールファールト(Ernst Wohlfarth)がいる。上村直己「『新訳註解和独辞典』編者小田切良太郎・ヴォールファールト」
- ^ a b Bismarck Portrait of the Men Involved
- ^ “Ships hit by U-556 - U-boat Successes - German U-boats - uboat.net”. uboat.net. 2010年2月16日閲覧。
- ^ Jackson 2002, p. 49.
- ^ “The Type VIIC boat U-556 - German U-boats of WWII - uboat.net”. uboat.net. 2010年2月16日閲覧。
文献 [編集]
- Busch, Rainer & Röll, Hans-Joachim (2003). Der U-Boot-Krieg 1939-1945 - Die Ritterkreuzträger der U-Boot-Waffe von September 1939 bis Mai 1945 (in German). Hamburg, Berlin, Bonn Germany: Verlag E.S. Mittler & Sohn. ISBN 3-8132-0515-0.
- Fellgiebel, Walther-Peer (2000). Die Träger des Ritterkreuzes des Eisernen Kreuzes 1939-1945. Friedburg, Germany: Podzun-Pallas. ISBN 3-7909-0284-5.
- Jackson, Robert (2002). The Bismarck. Weapons of War: London. ISBN 1-86227-173-9.
- Kurowski, Franz (1995). Knight's Cross Holders of the U-Boat Service. Schiffer Publishing Ltd. ISBN 0-88740-748-X.
- Range, Clemens (1974). Die Ritterkreuzträger der Kriegsmarine. Stuttgart, Germany: Motorbuch Verlag. ISBN 3-87943-355-0.
- Scherzer, Veit (2007). Die Ritterkreuzträger 1939–1945 Die Inhaber des Ritterkreuzes des Eisernen Kreuzes 1939 von Heer, Luftwaffe, Kriegsmarine, Waffen-SS, Volkssturm sowie mit Deutschland verbündeter Streitkräfte nach den Unterlagen des Bundesarchives (in German). Jena, Germany: Scherzers Miltaer-Verlag. ISBN 978-3-938845-17-2.