フランス組曲 (バッハ)

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ヨハン・ゼバスティアン・バッハフランス組曲BWV812-817はケーテンで過ごした1722年頃の作品群。鍵盤楽器のための6つの組曲であり、比較的演奏は容易。イギリス組曲が短調作品が多く、演奏も技術が求められ、峻厳な曲想であるのと好一対をなしている。

この時期先妻を亡くし、15歳下のアンナ・マグダレーナ・ヴィルケと再婚している。創作の意欲も衰えがなく、本作をはじめ多くの鍵盤楽器曲が残されている。

作品[編集]

BWV812[編集]

ニ短調グレン・グールドのCD録音では、メヌエットⅡの繰り返しで1オクターブ上げたり左手スタッカートを効かせたりする演出が行われており、特別の演奏効果をもたらしている。

  1. アルマンド Allemande
  2. クーラント Courante
  3. サラバンド Sarabande
  4. メヌエットI Menuet I
  5. メヌエットII Menuet II
  6. ジーグ Gigue

BWV813[編集]

ハ短調

  1. アルマンド Allemande
  2. クーラント Courante
  3. サラバンド Sarabande
  4. エール Air
  5. メヌエット Menuet
  6. ジーグ Gigue

BWV814[編集]

ロ短調テトリスBGMとしても知られている。

  1. アルマンド Allemande
  2. クーラント Courante
  3. サラバンド Sarabande
  4. アングレーズ Anglaise
  5. メヌエット - トリオ Menuet - Trio
  6. ジーグ Gigue

BWV815[編集]

変ホ長調

  1. アルマンド Allemande
  2. クーラント Courante
  3. サラバンド Sarabande
  4. ガヴォット Gavotte
  5. エール Air
  6. メヌエット Menuett
  7. ジーグ Gigue

BWV816[編集]

ト長調。曲中ではBWV817とならび有名。穏やかなアルマンドは巧みに3度の和声を織り込んでいる。クーラントは華やかな下降音階を中心とするもの。ブーレは6度の和音が美しい。終曲は快速な三連符の無窮動

  1. アルマンド Allemande
  2. クーラント Courante
  3. サラバンド Sarabande
  4. ガヴォット Gavotte
  5. ブーレ Bourrée
  6. ルール Loure
  7. ジーグ Gigue

BWV817[編集]

ホ長調。規模の大きい明朗な曲。アルマンドは活発なアルペジョポロネーズを入れている点が注目される。

  1. アルマンド Allemande
  2. クーラント Courante
  3. サラバンド Sarabande
  4. ガヴォット Gavotte
  5. ポロネーズ Polonaise
  6. ブーレ Bourrée
  7. メヌエット Menuet
  8. ジーグ Gigue

関連項目[編集]

外部リンク[編集]