バイシン

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バイシン(Visine)ジョンソン・エンド・ジョンソンが製造し、武田薬品工業が販売している目薬のブランド名である。

概要[編集]

発売は1988年で当時のファイザー製薬(現・ファイザー)から発売していた。同社では、これまでも一般用医薬品事業において、販売店の推奨販売に重点を置いた売り上げでは着実に売り上げを伸ばしてきたものの、急激な売り上げアップが見込めないこともあり、小林聡美を起用したテレビCMの全国放映を開始。お茶の間の注目を集めた。

その後、2度のフルリニューアルを経て、現在でも充血に効果のある目薬としてのポジションを保っている。2007年8月からは、ファイザーの一般用医薬品事業を譲受けたジョンソン・エンド・ジョンソンが製造・販売を行っていた。

2012年8月に禁煙補助剤「ニコレット」において既に日本での独占販売契約を締結している武田薬品工業が「バイシン」を含む他のブランドにおいても日本での独占販売契約を締結し、同年10月から武田薬品工業での販売を開始した。同社は既に千寿製薬が製造する「マイティア」を販売しており、これにより、「バイシン」と「マイティア」の2ブランド体制となった。

歴史[編集]

  • 1988年 - ファイザー製薬が「バイシン」の発売を開始
この間、清涼感タイプの「バイシンクール」、花粉などによる目のかゆみに効果のある「バイシンアルケア」、目のかすみや疲れに効果がある「バイシン40E」・「バイシンTR」を発売する。
  • 1996年4月 - ファイザー製薬がビタミンやパンテノールを配合した「バイシンプラス」を発売。
  • 2000年5月 - ファイザー製薬が「バイシン」シリーズのフルリニューアル(1回目)を実施。
  • 容量を15mlから10mlに変更して携帯性を向上し、全アイテムクリアボトルに統一。
  • 目薬では初めてのキャップシール一体形のシュリンクラベルを採用し、不正改ざんを防止。
  • 新容量に伴い、メーカー希望小売価格の値下げを実施。
※「バイシンアルケア」は同年11月に上記のリニューアルを行う。なお、このフルリニューアルにより、「バイシン40E」、「バイシンTR」は販売を終了する。
  • 2001年11月 - ファイザー製薬がクロモグリク酸ナトリウムを配合したアレルギー専用目薬「バイシンアルメディクール」を発売。
  • 2002年9月 - ファイザー製薬が天然型ビタミンEタウリンなどを配合した「バイシン40E」を発売。約2年ぶりの販売再開となった。
  • 2003年2月 - ファイザー製薬が「バイシン」シリーズのフルリニューアル(2回目)を実施
  • パッケージ正面に各製品の特徴を明記し、裏面の説明も分かりやすい内容に改訂。外箱も従来より幅を小さくした
  • パッケージ正面・裏面に清涼感レベルを記載
  • 更なる不正改ざん防止策として、「ピロー包装」を採用
※「バイシンアルケア」、「バイシン40E」も同年5月に上記のリニューアルを行う。
  • 2003年8月 - ファイザー製薬がファルマシアと統合し、ファイザーに社名変更。
  • 2003年10月 - ファイザーが適度な清涼感タイプの「バイシンハーブクール」と超清涼感タイプの「バイシンディープクール」を発売。この2製品の発売により、「バイシンクール」の販売を終了する。
  • 2004年6月 - ファイザーが「バイシンプラス」の処方を強化したビタミン強化タイプ「バイシンプラスII」を発売
  • 2005年4月 - ファイザーが硫酸亜鉛を配合したUVケアの目薬「バイシンUV」を発売
  • 2005年9月 - ファイザーがハード・O2コンタクトレンズに対応した「バイシンO2ハード」を発売
  • 2006年8月 - ファイザーが高粘度タイプの目薬「バイシンモイスト」を発売
  • 2007年8月 - ジョンソン・エンド・ジョンソンがファイザーの一般用医薬品部門を譲受ける。これにより、「バイシン」はジョンソン・エンド・ジョンソンの商品となる。
  • 2007年12月 - ジョンソン・エンド・ジョンソンがアレルギー症状の改善と栄養補給が同時にできるアレルギー専用眼科用薬「バイシンアルメディモイスト」を発売。
  • 2009年2月 - ラインナップを整理し、7アイテムに集約。
  • 2009年3月 - 「バイシン」「バイシンディープクール」「バイシンプラスII」「バイシンモイスト」「バイシンUV」のパッケージを一新。「バイシンプラス」を廃止。
  • 2011年2月 - ジョンソン・エンド・ジョンソンが一日のスタートに最適な目薬「バイシンウェイクアップキュア」を発売。
  • 2012年10月 - 同年8月に締結した日本での独占販売契約に基づき、販売を武田薬品工業へ移管。

製品ラインナップ[編集]

現在[編集]

バイシン(清涼感レベル:1)【第2類医薬品】
塩酸テトラヒドロゾリンを配合したベーシック製品。
バイシンディープクール(清涼感レベル:5)【第2類医薬品】
l-メントールを強化配合。深い清涼感が持続。
バイシンウェイクアップキュア(清涼感レベル:3.5)【第2類医薬品】
2種類のビタミン(ビタミンB6・パンテノール)やタウリンを配合し、寝起きの朝や一日働いた目の疲れを癒す。
バイシンプラスII(清涼感レベル:2.5)【第2類医薬品】
3種類のビタミン(ビタミンB6・パンテノール・ビタミンE)を配合。やさしいさし心地で疲れ目をリフレッシュ。
バイシンUV(清涼感レベル:3.5)【第2類医薬品】
紫外線による目の炎症を抑える硫酸亜鉛と角膜保護成分コンドロイチン硫酸ナトリウムを配合。

販売終了品[編集]

  • バイシンTR
  • バイシンクール
  • バイシンハーブクール(清涼感レベル:3.5・適度な清涼感タイプ)
  • バイシンO2ハード(清涼感レベル:1・レンズしたまま点眼タイプ)
  • バイシン40E(清涼感レベル:2・ビタミン配合タイプ)
  • バイシンアルケア(清涼感レベル:2.5・清涼感タイプ)
  • バイシンアルメディクール(清涼感レベル:2.5・アレルギー専用清涼感タイプ)
  • バイシンプラス(清涼感レベル:3.5・ビタミン配合タイプ)
  • バイシンアルメディモイスト(清涼感レベル:2・アレルギー専用)【第2類医薬品】(製造販売元:東亜薬品
  • バイシンモイスト(清涼感レベル:2)【第2類医薬品】(製造販売元:東亜薬品)

CMはスポットCMが多い。

外部リンク[編集]