ハクホウクン

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ハクホウクン
品種 サラブレッド系種
性別
毛色 白毛
生誕 1994年6月8日
死没 2022年2月(28歳没)
ハクタイユー
ウインドアポロツサ
母の父 ハクバフアースト
生国 日本の旗 日本
青森県五戸町
生産者 マルシチ牧場
馬主 ヤナギスポーツ
調教師 庄子連兵(大井
→成田清輔(船橋
競走成績
生涯成績 32戦3勝
獲得賞金 1141万4000円
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ハクホウクンHakuho Kun1994年6月8日 - 2022年2月)は日本競走馬種牡馬。日本で最初の白毛競走馬による勝利を挙げた。

経歴[編集]

出生[編集]

父は日本初の白毛サラブレッドであるハクタイユー。母はアングロアラブのウインドアポロツサで栗毛であったが馬体が白みがかっていたためハクタイユーと交配すれば白毛が生まれやすいのではないかという仮定をもとに交配され、ミサワパール、ハクホウクン、ホワイトワンダーという3頭の白毛の産駒が生まれている。この兄弟はいずれもアラブ血量12.67パーセントというサラブレッド系種であった。

これまで誕生した4頭の白毛馬はハクタイユー(4戦0勝)、カミノホワイト(1戦0勝)、ミサワパール(1戦0勝)、ミサワボタン(不出走)といずれも競走では未勝利に終わり、日本で5番目に生まれたハクホウクンが初めて勝利を挙げることになる。全妹のホワイトワンダーは日本の白毛馬による2頭目の勝利を記録している。

競走馬時代[編集]

ハクホウクンは当初は大井競馬場に所属し、旧4歳(馬齢は旧表記)となった1997年2月28日にデビューしたが8頭立て8着に終わった。競走を重ねるうちに着順を上げていき、8戦目となった同年12月30日の大井競馬場での競走で優勝し初勝利を挙げた。2000年1月31日の競走(8着)で引退するまでに通算32戦3勝を挙げた。

引退後[編集]

引退後は種牡馬となり2004年には母・フラッシュリリーとの間にハクバノデンセツという白毛の牡馬が生まれ、2005年にはハクバノデンセツの全妹となるハクバノイデンシが生まれている。

2007年12月15日付で用途変更[1]、種牡馬を引退。2009年より千葉県成田市のインターアクションホースマンスクールで繋養されていた。その後、2022年2月24日に同スクールのTwitterより、ハクホウクンが死亡したことが報告された[2]。28歳没。

血統表[編集]

ハクホウクン血統ファリス系 アラブ血量12.67% (血統表の出典)

サラ ハクタイユー
1979 白毛
父の父
サラ ロングエース
1969 黒鹿毛
サラ *ハードリドン サラ Hard Sauce
サラ Toute Belle
サラ ウインジェスト サラ *ティエポロ
サラ *ノルマニア
父の母
サラ ホマレブル
1964 栗毛
サラ *ダブルマーク サラ Footmark
サラ Prattle Double
サラ ペツカー サラ *ロイヤルウッド
サラ ルリワカ

アア ウインドアポロツサ
1987 栗毛
アア ハクバフアースト
1979 栗毛
アア スマノダイドウ アア ミトタカラ
サラ系 トキノメジロ
アア ナルビユー アア ワカツバメ
アア 友雅
母の母
アア ボクデン
1974 鹿毛
アア シユンエイ サラ *ライジングフレーム
アア 弟猛
アア タイサクラ サラ トビサクラ
アア マンザン


脚注[編集]

  1. ^ ハクホウクン(JPN) - 血統書サービス、2022年5月16日閲覧。
  2. ^ 馬の高校・専門校インターアクションホースマンスクールのツイート - Twitter、2022年5月16日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]