ノミノツヅリ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ノミノツヅリ属
Arenaria merckioides var. chokaiensis 1.JPG
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ナデシコ亜綱 Caryophyllidae
: ナデシコ目 Caryophyllales
: ナデシコ科 Caryophyllaceae
: ノミノツヅリ属 Arenaria
学名
Arenaria L.
  • 本文参照

ノミノツヅリ属(ノミノツヅリぞく、学名:Arenaria、和名漢字表記:蚤の綴り属)はナデシコ科の一つ。

特徴[編集]

小型の一年草越年草または多年草は対生し、扁平または針状になる。は単生するか円錐状の集散花序をなす。萼片は離生し、5個ある。花弁も5個で縁は全縁、色は白色、ときに花弁は退化して無い。雄蘂は10個。花柱はふつう3個。果実蒴果となり、先端が6裂するか、ときに3裂してさらに浅く2裂する。

世界に約250種[1]知られ、日本には3種ある。

日本の種[編集]

  • メアカンフスマ Arenaria merckioides Maxim. var. merckioides -北海道の知床半島雌阿寒岳に分布し、高山の岩礫地に生育する。
    • チョウカイフスマ Arenaria merckioides Maxim. var. chokaiensis (Yatabe) Okuyama -本州の東北地方の鳥海山に特産する変種。月山の9合目にあるものは鳥海山から移植されたもの[2]
  • ノミノツヅリ Arenaria serpyllifolia L. -ユーラシア原産で、日本では北海道から琉球まで生育する。
    • ネバリノミノツヅリ Arenaria serpyllifolia L. var. viscida (Loisel.) DC. -全草に腺毛がある変種。
  • カトウハコベ Arenaria katoana Makino -北海道の夕張岳日高山脈、本州の早池峰山谷川岳至仏山に分布し、高山の蛇紋岩の岩礫地に生育する。
    • アポイツメクサ Arenaria katoana Makino var. lanceolata Tatew. -基本種より葉が細く、北海道の夕張岳、アポイ岳に特産する変種。

ギャラリー[編集]

分類[編集]

ノミノツヅリ属 Arenaria は、蒴果が6裂するが、蒴果が3裂するタカネツメクサ属 Minuartia を含め、これを広義のタカネツメクサ属 Arenaria とする場合もある[3]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 『日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類』p.35
  2. ^ 『山形県北庄内の植物誌』p.176
  3. ^ 『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』p.482

参考文献[編集]