ニッキ寒天
ニッキ寒天（にっきかんてん）は、おもに岐阜県美濃地方にて生産される岐阜県の郷土菓子・和生菓子のひとつ[1]。岐阜県の商店やスーパーマーケットにて販売され、愛知県においても岐阜県と比較すると少量の入荷ではありながら、流通されている[2]。
概要[編集]
煮溶かした寒天に、シナモン（ニッキ）と、糖やハチミツで甘みをつけ、透明なピンク・緑・黄色とカラフルに着色[1]しているものもあれば（どの色も味は全部同じ）、無着色の無色透明なものもある[3]。シナモンは、ピリッとしたアクセントのみならず、防腐剤の役割を果たしており[4]、カロリーも100gあたり70kcal程度と低カロリーである[4]。
2014年7月10日の日本テレビ系列「秘密のケンミンSHOW」では、野口五郎によって「僕の故郷の味」と紹介され、「岐阜県民のソウルフード」と称され地域では親しまれる[1]。
注意[編集]
ハチミツ入りニッキ寒天は、1歳児未満の乳児には与えないこと（乳児ボツリヌス症に罹患するリスクがあるため）[5]。
おもなニッキ寒天の製造メーカー[編集]
いずれも岐阜県下のメーカーである。
- カネマタ食品工業（揖斐郡揖斐川町）
- 谷田商店（揖斐郡池田町）
- 辻兼食品工業株式会社（羽島郡笠松町）
- 牧田食品工業（多治見市）
- 清味堂（岐阜市）
- さかえや商店（下呂市）
- 有限会社山留童子 小澤商店 （岐阜市）
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c “以前に秘密のケンミンSHOWでお世話になりました！！ ニッキ寒天アソート8個入×5袋セット”. カネマタ食品工業株式会社. 2023年4月29日閲覧。
- ^ “色が違っても味は同じ！岐阜のお菓子といえばこれ！にっきかんてん”. トッピーネット (2015年4月11日). 2023年4月29日閲覧。
- ^ “着色料を使用していません 無着色ニッキ寒天8個入×5袋セット”. カネマタ食品工業株式会社. 2023年4月29日閲覧。
- ^ a b “昔懐かしい岐阜のお菓子 はちみつ入りニッキ寒天〔12パック〕”. 株式会社ふるさとサービス. 2023年4月28日閲覧。
- ^ “ハチミツを与えるのは１歳を過ぎてから。”. 厚生労働省. 2023年4月28日閲覧。
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