ニジェール内陸デルタ

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NASAによる衛星画像 (2007年)

ニジェール内陸デルタは、マリ共和国国内にある、多数の湖や氾濫原からなる広大な地域。ニジェール川中流、二つに分かれたニジェール川とその支流バニ川との間に位置する。400km以内にはモプティセバレジェンネといった都市がある。

フラニ族ドゴン族がこの地域及びその周辺に住んでいる。雨季には沼は湖となり、台地には水がいきわたる。乾季には湖と水路の網目となる。羊、トウジンビエ、米が主要農業生産物である。また住民はこのデルタから水や魚も得ている。

拡大しているサヘルに近いことから、ニジェール内陸デルタでも降水量の減少が心配されている。

19世紀初頭、この地域にセク・アマドゥマシナ帝国を築き、1820年に首都アムダラーイを建設した。1862年、マシナ帝国はウマール・タールトゥクルール帝国に征服された。トゥクルール帝国はフランスに征服され、この地域は1960年に独立したマリの一部となった。