ナガコガネグモ
| ナガコガネグモ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Argiope bruennichi メス
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Argiope bruennichi (Scopoli, 1772) |
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| シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Aranea brünnichii Scopoli, 1772 Miranda transalpina C. L. Koch, 1835 |
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| orb-weaving spider | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 亜種 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛、学名: Argiope bruennichi)は、コガネグモ科のクモ。
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[編集] 特徴
雌成虫の体長は20-25mm。胸部背面は黄色みを帯び、白い毛が密生する。腹部は楕円形で、前は平たく、後ろは少しとがる。背面には黄色っぽく、それに細い褐色の横縞がまばらに多数はいる。所々の線の間が白くなることもある。歩脚は灰褐色で、とげがまばらにある。
雄成虫は体長6-12mm、全体に雌成虫と形が似ているが、斑紋がはっきりしない[1]。
[編集] 分布
北海道から南西諸島(沖縄島まで)に広く分布する。世界的には旧北区に広く分布し[2]、ヨーロッパでも普通にみられる。
[編集] 生活史
年一化性。成虫は8月以降にみられ、地域によっては11月までみられる[3]。
卵は卵嚢内で秋のうちに孵化し、そのまま越冬して、翌春に一回目の脱皮をした後に分散する[4]。
[編集] 習性
人家周辺から山麓までに生息し、明るい草原に多く、水田にも頻出する。あまり高くないところに中型の垂直円網を作る。クモは常に網の中央に頭を下に陣取る。隠れ帯をつけることが多い。他のコガネグモ類は足を伸ばす方向に沿ってX字状につけることが多いが、本種ではその形につけることは少ない。幼生ではジグザグに糸を張ったゆがんだ円盤状が多く、成虫では縦に伸びたジグザグのリボン状が普通である[5]。
刺激を受けると、網を強く揺さぶる行動をとる[6]。
産卵は大きな卵嚢を形成する。雌は草の間に不規則網状の足場を作り、直径2-3cmにもなる西洋なし型、坪状の卵嚢をつける。上面はくぼんで壺の口を形成するが、その内側には丈夫な幕があり、内部は閉ざされている。壺内部には、クッションのような綿状の糸に包まれて、900個ほどの卵がまとめられている。
[編集] 卵嚢について
コガネグモなど、同属の他の種では、より扁平な卵嚢を形成する例が多い。それらでは不規則な多角形のシート二枚の間に卵が納められる。産卵の際は、まず片面の膜を糸で作り、その上に産卵して、それを覆うもう一枚の膜を作るようにする。その点、この種の卵嚢は一見では異質である。
しかし、その産卵の過程をみると、雌グモはまず、壺の蓋に当たる幕を糸で形成し、その下面に腹部を押しつけ、産卵を行い、このようにして糸の幕にぶら下がったようになった卵塊に、下から糸を巻き付けることでクッションを作り、最後にそれを壺の壁に当たる膜で覆う。つまり、下側の幕が壺状に大きくふくらんではいるが、やはり二枚の幕に挟まれた形をなし、基本的には同じ構造といえる[7]。
[編集] 類似種
日本のコガネグモ属のものは、その多くがより幅広い腹部に幅の広い黒い横帯を持ち、この種だけが見かけでは大きく異なる。ただ、日本では南西諸島にナガマルコガネグモがおり、この種は形はコガネグモなどに似るが、斑紋はナガコガネグモによく似ており、両者の中間を感じさせる外見となっている。
[編集] 脚注
[編集] 参考文献
- 浅間茂・石井規雄・松本嘉幸 『校庭のクモ・ダニ・アブラムシ』 全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、2002年、改訂版、70頁。ISBN 4-88137-084-7。
- 小野展嗣編著、『日本産クモ類』、(2009)、東海大学出版会
- 八木沼健夫,『原色日本クモ類図鑑』、(1986),保育社
- 新海栄一、『日本のクモ』,(2006),文一総合出版
- 千国安之輔、「クモの奇妙な壺づくり」、『アニマ』No.87、(1980),p.59-67:平凡社