トレチャコフ美術館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国立トレチャコフ美術館(Государственная Третьяковская галерея、略称:ГТГ、State Tretyakov Gallery)は、ロシア、モスクワにある美術館。世界有数のロシアファインアートのコレクションで知られる。
トレチャコフ美術館は、歴史的には1851年(英語版では1856年)にモスクワの商人で工場主であったパーヴェル・ミハイロヴィッチ・トレチャコフ Pavel Mikhailovich Tretyakov(1832年-1898年)とセルゲイ・ミハイロヴィッチ・トレチャコフ Sergei Mikhailovich Tretyakovの兄弟が自邸に開いた美術ギャラリーから始まった。トレチャコフ兄弟により様々なロシアの芸術家たちの作品が収集され、現在ではロシア最大級の美術館のひとつにまで成長した。
トレチャコフ美術館のファザードは、1901年に画家でロシア様式の旗手として知られていた建築家のヴィクトル・ヴァスネツォーフ Viktor Vasnetsovによって改築された。赤と白の配色を基本として童話から出てきたようなモチーフで全体を柔らかい感覚でまとめ上げた。トレチャコフ美術館の建物は、モスクワ川を挟んで、クレムリンの南、ラヴールシンスキー通りに面しているが、20世紀の間に、いくつか近隣の建物を合わせて拡張していった。そして、その中には17世紀に立てられたトルマチの聖ニコライ教会も含まれる。1930年には本館の右側(Krymsky valに位置する)新館が建設された。1980年から10年間の歳月をかけて全ファザードがヴァスネツォーフ調のデザインで統一された。この間、トレチャコフ美術館は、数多くのロシアにおけるコンテンポラリーアートの収集に当たった。
そのコレクションは、約13万点に及ぶ。ロシアのイコンの傑作であるアンドレイ・ルブリョフの「至聖三者」や「ウラジーミルの生神女」 、ワシリー・カンディンスキーの「Composition VII」、カジミール・マレーヴィチの「黒い正方形」などの現代美術にまで渡る。1977年には、ジョージ・コスタキスGeorge Costakisのコレクションを獲得した。
[編集] 外部リンク
- Official Website of the Tretyakov Gallery
- Masterpieces from the Tretyakov Gallery
- Icons from the collection of the Tretyakov Gallery

