ティエリ・ジレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ティエリ・ジレThierry Gillet、香港表記:紀禮1969年12月20日 - )は、フランス騎手協会の事務局長および元騎手。出生地はフランス・メーヌ=エ=ロワール県

来歴[編集]

騎乗歴[編集]

14歳のころにメゾンラフィットにある騎手学校に入り、1986年ごろに騎手デビューを果たした。1995年重賞競走初勝利を挙げたが、長い間大レースの勝ち鞍はなかった。

2001年クリテリウム・アンテルナシオナルアクトワンに騎乗して制し、G1競走初勝利を挙げた。

2003年バゴ主戦騎手となり、その後同馬とのコンビでG1競走を5勝した。

2009年体重の調整が困難になったことを理由に39歳で騎手を引退することを4月16日に発表する[1]。そして騎手引退後の5月よりフランス騎手協会の事務局長に就任した。

日本への遠征歴[編集]

2003年エリザベス女王杯に出走するタイガーテイルとともに初めて日本へ遠征し、中央競馬初騎乗となった11月16日の2歳未勝利戦ではエイユーフォーラムに騎乗して9着となり、同日のエリザベス女王杯では10番人気ながら3着となった。さらに当年のジャパンカップにもタイガーテイルとともに参戦して6着となった。

2005年にはジャパンカップでバゴに騎乗して8着、2006年もフリードニアに騎乗してジャパンカップに参戦したが7着だった。

中央競馬(平地)
日付 競馬場・開催・レース 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初騎乗 2003年11月16日 第5回京都4日目2レース 2歳未勝利 - エイユーフォーラム 10頭 9 9着
初勝利 未勝利
重賞およびGI初騎乗 2003年11月16日 第5回京都4日目11レース エリザベス女王杯 GI タイガーテイル 15頭 10 3着
重賞およびGI初勝利 未勝利

おもな騎乗馬[編集]

G1競走優勝馬(騎乗時)

脚注[編集]

  1. ^ Arc winner Gillet quits the saddle aged 39racingpost.com2009年4月16日閲覧(英語)。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]