スコット・マシュー

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スコット・マシュー
出生名 スコット・ウィリアム・マシュー
Scott William Matthew
出身地 オーストラリアの旗 オーストラリア
ジャンル オルタナティヴ・ロックオルタナティヴ・ミュージックポップ・ミュージック
職業 歌手作詞家
担当楽器 ヴォーカル
活動期間 1995–present
共同作業者 Elva Snow、ロドリゴ・レアン
公式サイト scottmatthewmusic.com

スコット・マシューScott Matthew)は、オーストラリアクイーンズランド州出身の歌手作詞家。ゲイであることをカミングアウトしているオープンリー・ゲイアーティストであり[1]、現在はニューヨークブルックリンに拠点を置き活動をしている。叙情的で心を揺さぶるような歌声が特徴で、バラードを得意とする。

概要[編集]

オーストラリアクイーンズランドに生まれ、いくつかのバンドで活動後、大学を途中で放り出してシドニーへ移り住み、パンク・ロックバンドNicotineを結成。 バンドと並行して行っていたアコースティックのソロステージで、バラードに情熱を抱くようになる。

1997年、新たな道を求め、友人と共にニューヨークのブルックリンへ向かう。

2002年、ニューヨークで元モリッシーのバックバンドのドラマー、スペンサー・コブリンとElva Snowを結成しEPをリリース。 このアルバムから“Hold Me”“Could Ya”の2曲が、それぞれ映画のサウンドトラックに採用された。

この頃、菅野よう子に見出されTVアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』や『劇場版 カウボーイ・ビバップ 天国の扉』のサウンドトラックにヴォーカリストとして参加。

さらに2006年、映画『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で一躍脚光を浴びたジョン・キャメロン・ミッチェル監督作品『ショートバス』への楽曲提供と出演を果たし注目を集めた。 この中の“In the End”は同作品のテーマソングに採用されている。

2011年頃からポルトガルの人気バンド、マドレデウスの元キーボード担当で作曲家のロドリゴ・レアンとコラボレーションするようになり、2016年には共作でアルバムをリリースした。

ディスコグラフィー[編集]

アルバム[編集]

Scott Matthew名義[編集]

  • Scott Matthew (2008年)
  • There Is An Ocean That Divides And With My Longing I Can Charge It With A Voltage Thats So Violent To Cross It Could Mean Death (2009年)
  • Gallantry's Favorite Son (2011年)
  • Unlearned (カバーアルバム) (2013年)
  • This Here Defeat (2015年)
  • Ode to Others (2018年)
  • ADORNED (2020年)
EP盤[編集]
  • Rx's Prescription Cocktail Mixers (feat. Eric D. Clark) (2008年)
  • Silent Nights (Duet with SIA) (2008年)
  • To Love Is to Live/To Receive Is to Give (ツアー限定盤) (2011年)
デジタル盤[編集]
  • Best of Scott Matthew (ヨーロッパ盤) (2011年)

Rodrigo Leão & Scott Matthew名義[編集]

  • Life Is Long (2016年)

Elva Snow名義[編集]

  • Elva Snow (2005年) ※2010年に新曲2曲を加え再発盤がリリースされている

シングル[編集]

Scott Matthew名義[編集]

  • For Dick (2008)
  • Silent Nights (2008)
  • I Wanna Dance With Somebody (2013)

Rodrigo Leão & Scott Matthew名義[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Tokyo Wrestling (2008年10月8日). “『ショートバス』のスコット・マシューが初のアルバムリリース”. 2009年10月6日閲覧。

外部リンク[編集]